【3000文字チャレンジ】人妻塾講師との個人授業~密室での抱擁~

【3000文字チャレンジ】人妻塾講師との個人授業~密室での抱擁~
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3000文字チャレンジ!! お題:ごめんなさい、美人

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俺の名は桃田レンジ。

今日は、俺の「胸に今も甘く残っているあの人との夢現の記憶」みたいなものを語りたいと思う。

別に聞いてくれなくても良いんだけどさ、まぁ、俺がしゃべりたいんだから自由に語らせてくれよ。

というのも、久々に実家に帰省した際に見かけたんだ、あの女性(ひと)を。

遠目からだったから、話すことすらできなかったけど、相変わらずキレイだった。

 

フラッシュバックのように不意に昔の思い出が蘇ってきたから、どうしても誰かに聞いてほしかったんだ。

 

良かったら俺のくだらない話で、あんたの大切な時間を浪費してくれ。

約束するよ。有益なことは全く持って一切ない。

それでも良いよってやつだけ、寄ってってくれ。

 

んじゃまぁ、勝手に語らせてもらうぜ。

 

ーーー

 

(この物語はフィクションです。一部登場人物・設定にTwitterのフォロワーさんに酷似している部分が出てきたとしても、実際の人物には何も関係ありません!!ありません!!全ては筆者の妄想です!!)

 

ーーー

 

 

あれは4年前のこと。俺が高校三年生の冬のことだった。

高校三年生と言えば、大学受験に向けて多くの学生が勉強を頑張る時期だ。

俺自身はそこまでレベルの高い大学に入ってどうこうしたいという気概もなく、模試の結果からまぁちょっと頑張れば入れるだろう、というくらいの大学合格に向けて、日々勉強と少しの遊びに勤しんでいる時だった。

とは言え、将来的にやりたいことが全く無かったわけでもない。

 

思えば、あの頃から俺は海外への憧れが強かった。

出来れば母国とは違う言語や文化を、直にこの肌で触れてみたい、という想いは周りの奴らよりは幾分強かったと思う。

だから志望する大学も、海外留学のプログラムが充実しているところを選んだ。

 

こんな言い方をすればかっこよく聞こえるかもしれないけれど、実際のところ、将来はエキゾチックな顔立ちの外国人美女とお付き合いをして、あはんうふんしてみてーって煩悩ばかり膨らませていた。

肌で感じるのは言語でも文化でもなく、女性とのアツい交わりを期待していたわけだ。

 

まぁ青春時代真っただ中、いつだって頭の中はお花畑~満開~ハチさんブンブン~みたいな状態だったなぁとは思う。

 

「ドラえもんのうた」って知ってるだろうか?

今の新しいドラえもんじゃなくて、大山のぶ代がドラえもんの声優をしていた頃のテーマ曲だ。

懐かしいだろ?ちょっと思い出してくれ。

 

その歌を

「あんな娘といいな、デキたらいいな。あんな夢、こんな夢、いっぱいあるけど~。」

と良からぬ妄想を描きながら替え歌にして常に口ずさんでいるくらい、まぁゲスい奴だったんだよ。

 

とは言え、多くの男子諸君が爽やかな顔の裏でゲスい妄想を繰り広げているなんてのは、誰しもが知っている常識だろう?

俺の性癖や性欲だって、常識の範囲内ではあったと思うんだよな。うんうん。

 

こんな話してるからって、俺のこと性欲のはけ口の無い非モテ童貞ヤローだったと思ったら間違いだぜ。

当時、彼女はいたんだ。冬の時期にはもう別れていたけど。。

 

同年の夏から秋に季節が移ろう頃だったか、付き合っていた彼女から「勉強に集中したいから分かれてほしい」なんて言われてよ、、、。

「お前が真剣に自分の道を行くためなら、しょうがない・・」と言って別れたけれども、数日後にはあいつ、近所のマックで知らない男と仲良さげにマックシェイク飲んでいやがった。

最後まで吸って「ズズッズズッ!!」って大きな音立てるのやめた方が良いよってあれだけ注意したのに、その癖は治ってなかったなー。

その下品な音を聞いて、相手の男と仲良く「あははー」なんて笑っていやがった。

何なんだろうね。あの好きな人にだけ見せるステキな笑顔的な表情。

あれ?俺の前でそんな顔してたっけ?みたいな。

 

・・・大丈夫、泣いてない。

ハンカチーフは要らない。

もう昔の思い出として処理済みだから。

 

その笑顔を見て、俺は気付いたね。

 

あぁ、なるほど。細かいこという男は嫌いと、そういうことですか・・・。

もっと男としての包容力を付けろと、そういうことですか・・・。

身長が平均より小さいんだから、器くらい大きくしろっていうことですか・・・。

うるせーーー!!ばかやろー!!

どうしようもない身体的特徴をどうのこうのいう奴出てこい!!ひっぱたいてやる!!

 

その晩に彼女との思い出の品は全部燃やしてやった。

ちょっとでも「時間が経てば、俺の元に戻ってくるかもしれない」なんていう甘くて淡い期待と一緒にな。

 

そんな傷心と気付きの秋を何とか乗り越えて、季節は冬だ。

受験に向けて追い込みの冬。

 

一応、周りの受験熱に追い立てられる形で、親に勧められるままに渋々入った塾にもサボらず通っていたんだ。

家から一番近くて便利が良いというだけで選んだ塾だった。

 

そこで、俺はあの女性ーまさみーに出会ったんだよ。

 

思い返すとあの出会いのインパクトはすごかった。

 

それまで社会科を受け持っていた講師は、こう言っちゃあ失礼かもしれないけど、まぁどこにでもいる標準的な容姿の30代半ばの女性だった。

 

出産・育児で休暇を取るとか何とかで、代わりの講師として入って来たのがまさみだ。

 

スラリとした高身長、バストは控えめだけど立ち姿も座り姿も何とも気品にあふれた美しく若い講師だった。

白いブラウスから少しだけ覗く胸元の美しさ、スカートから伸びる長い脚、近づくと香る大人の女の香り。

清楚で清潔感が前面に出ているけれど、切れ長の目が時折やけにセクシーな視線となって俺の心を捉えた。

彼女の全てが眩しかった。

 

まさみの本名は「松宵・スーク・まさみ」と言った。

旦那が外国人らしい。国際結婚を機に、名前にスークが入ったのだと聞いた。

(後で知ったが、正しくは「松宵スーク・まさみ」という複合姓になるらしい。)

 

その名前を聞いた時一番初めに頭に浮かんだのが、昔父親の本棚で見つけた古いアイドル雑誌に載っていた女性だ。

その女性の名前が「山本・スーザン・久美子」。

今なおアイドルプロデューサーとして第一線を走っている秋元康先生プロデュースの伝説的アイドル、「おニャン子クラブ」のメンバーだったそうだ。

 

名前のインパクトが凄すぎて、めっちゃ笑った覚えがある。

なお、顔はあまり覚えていない。まさみの方がキレイだったのは確かだ。

 

山本・スーザン・久美子はどうでも良い。

松宵・スーク・まさみの話をしよう。

 

まぁ、その若さ、そして美しさと気品のある容姿で初日からまさみは人気が爆発した。

特に男子に。・・なんていう注釈はわざわざいらないか。

 

まさみが講師として塾に入った日、塾からの帰り道はまさみの話題で持ち切りだった。

帰る方角が一緒の同級生、鷲尾ヒカル、矢島シンと俺の3人でだらだらとくだらないことをしゃべりながら帰るのが日常化していたのだけれど、この日は相当盛り上がったのを覚えている。

まぁまぁ夜も更けている中、ご近所迷惑も顧みず、まさみの話題を興奮気味に語っていた。

 

「新しく来た先生、美人だったよなー!!俺めっちゃタイプだわー。」

と先陣を切った俺の言葉に

「まぁ、美人だったなー。けど俺はもっと、あれだな。化粧バッチリして胸が大盛りで、腰クネクネさせながら歩いてるような女が好みかなー。それでいてガードが固いとかだと最高だな。」

とヒカルが返してきた。

 

ヒカルはもう引退したが野球部でエースとして活躍し、ルックスも頭もそこそこでけっこうモテている。ただし少し思考がゲスくてチャラい。

数か月前に3股を掛けていたのがバレて、「女の敵」と罵られながらも、それでももう新しい女の子とデートしている姿が目撃されている。

 

「ははは、ヒカルらしいや。ヤーさんはどう思った?松宵先生のこと。」

 

ヤーさんは一応同級生なのだが、実は年齢が1つ上で2年生の時に他の高校から転入してきたらしい。

ダブった理由は知らないし、誰も年齢のことなど気にしてはいないのだが、俺の中で彼のことはヤーさんと呼ぶことで一応の敬意を見せているつもりだ。

ちなみにヒカルはヤーさんのことをシンと呼んでいる。

ヤーさんは牛乳瓶の底のようなメガネを掛けて、頭も天然パーマ気味で、おっとりした顔と性格をしているのだけれど、実は一番思考がヤバい。

彼をよく知る者たちの間では「あいつがメガネを外すとき、何かが起こる」と揶揄されるほどに、にこやかな表情の裏に隠された何かがあるのだ。

俺から先生の感想を聞かれたヤーさんは、うーん、そうだなぁ、とゆっくり話し始めた。

 

「ぼくも美人だなぁーって思ったよー。大人の色気もあって、良いよねぇ。あんな人に踏まれて罵られたら最高だろうなぁー。いや、、泣くまでいぢめるってのもそれはそれで萌えるよねぇー。」

 

牛乳瓶のようなメガネの奥の目が妖しく光るのを見て、俺もヒカルも絶句した。

 

やっぱりこいつ相当やべぇ・・・って思ったよね。

 

「・・・・あ、うん。そだね。燃えるね。わかる、気がする・・。」

と返すのが俺の精いっぱいだった。

 

「・・・シンらしくていいじゃん・・・なっ!!」

とヒカルも頑張っていた。

 

二人の反応を見ても、ヤーさんはにこやかな表情を崩さず、うんうんと頷いていた。やべぇ。

 

ヤーさんのガチな変態的な性癖嗜好は、当時の若く未熟な俺達にとってはアンタッチャブルな領域だったので、あまり深入りせずに、その後は当り障りのないおバカ話に花を咲かせて帰り道を歩いた。

 

それから数週間が経った。

幾度か松宵先生の授業を受け、授業終わりに少しずつ雑談を繰り返し、先生のことを少しずつ知っていった。

どんどん先生のことが気になっていく。

 

やがて松宵先生という呼び方からスーク先生と呼ぶようになった。

先生も普段は俺のことを桃田くん呼びだが、授業以外の時間での雑談時にはももちゃんとかももくんって呼んでくれるようになった。

少し距離が縮まった気がして、嬉しかった。

 

授業中も先生に目を奪われ、思考を奪われ、ヤーさんの近くに先生がいる時には何だか無性に心配になり、少しだけ以前に比べて勉強に身が入らなくなっていた。

「メガネを外してくれるなよ、ヤーさん。」といつも願っていた。

 

願いが通じたのか、ヤーさんのメガネはいつも顔の真ん中にドンと据えられていて、スーク先生に何か良からぬことをするというような動きはなかった。

そりゃそうだ。

人妻塾講師と生徒の禁じられた遊びなんて、ヤバ過ぎる。

疑ったりしてごめん、ヤーさん。

 

 

そういや、ヒカルに対しても誤解から突っかかったことがあったなぁ。

あれはいつもの帰り道。

3人で一緒に帰ろうとして塾を出た時に、忘れ物に気付いて取りに行った俺が小走りで二人に追いついた時のことだったな。

ヒカルがヤーさんに向かって

「いやー、お前らにも見せたかったな。スーク先生、ヒィヒィ言っててさ、その姿がかわいいしめちゃくちゃ萌えたわぁー。」

「へぇぇ、そりゃぁ良いねー。ぼくも、見たかったなぁ。」

なんて話をしていたから、とうとうヒカルの毒牙にかかってしまったのか!!俺の知らぬところで・・・こいつほんとゲスだっ!!と怒り心頭で

 

「てめぇ!!ヒカル!!何、スーク先生に手出してんだよっ!!」

 

って詰めたら、ヒカルの奴キョトンとした顔して

 

「はっ?!何だよ、もも?これをあげたってだけの話だぜ?ほれ、お前にもやるよ。親戚がお土産に持ってきてくれたんだ。」

と、砕けたタッチで京都の舞妓さんがヒィヒィ言ってるイラストが描かれた袋を渡された。

 

「これ、世界一辛い七味とうがらしなんだってよ。スーク先生カラいもの好きって言ってたからあげたんだよ。その時に一口ペロって舐めてもらったらヒィヒィ言っててよー。カラいもの好きだけど、強いわけじゃないみたいで笑ったわー。」

 

「・・・あ、とうがらしでヒィヒィね・・・。へぇー。先生カラいもの好きなんだ。・・・あ、コレありがとう。あと、何か、ごめん。」

 

「おう。ほんと結構カラいから気をつけろよ。」

 

「あ、うん。」

 

俺とヒカルのやり取りの外で、

 

「うどんとかにコレどっさり入れて先生に食べさせてるとこ、動画撮りたいなぁ。」

 

とつぶやいたヤーさんの言葉にゾクっとしてしまった。

 

 

あの時の「ゾクっ」がヤーさんの言葉のせいだったのか、冬の寒さにやられてしまったからなのか。

 

次の日、俺は風邪をひいた。

のどの痛みと鼻水がひどかった。

みんな受験を間近に控えていてピリピリしている。

マスクでしっかり感染予防をして、塾へ向かった。

 

休んでも良かったが、その日はスーク先生の授業の日だったから少しの無理はしてでも行こうと思ったんだ。

 

しかし、徐々に体調は悪くなる一方で、発熱しているのか頭がぼぉーっとしていた。

当然そんな状態で勉強など捗るはずもなく。

 

時間の経過とともに視界が霞む。

教科書をめくる音、ペンの走る音、先生の声、誰かの咳払い、色んな音が遠ざかっていく。

手に持ったペンがやけに重く感じる。

意識がだんだん薄らいでいく。

・・・・。

 

 

 

(パタンッ)

 

本が落ちるような音が聞こえたような気がして、はっ、と気付いた時、教室にはもう誰もいなかった。

俺はいつもの自分の席のイスに座っている。

机の上にはいつも通り見慣れた教材とノートが広がっている。

 

寝てしまったのか?

どうも記憶が混濁している。

 

不意に後ろから、誰かに優しく抱き締められた。

 

「大丈夫、ももちゃん?身体、熱っぽいね。」

 

耳元で囁かれる優しい声にドキリと心臓が跳ね上がる。

この声と香り・・・スーク先生だ。

何だ、この展開?!

頭が正常に回らない。

きっと熱のせいだけじゃない。

 

「おはよ。もう、みんな帰っちゃったよ?二人きりになっちゃったね。」

いつもの声とは違う、生クリームをたっぷり塗りたくったかのように甘い声でスーク先生が話しかけてくる。

「え・・・?あ・・・あの、俺寝ちゃったみたいで・・・」

 

「良いのよ。いつも頑張ってたから疲れが出ちゃったのね。(ふぅぅ)」

「あッ、、、!ちょっ・・・」

後ろから抱きしめたままスーク先生が、俺の耳に息を吹きかける。

不意の攻撃に恥ずかしい声が出てしまった。

ー春を告げる天使の息吹ー。

攻撃力は999。

一撃で瀕死だ。

 

いやいや、そんなバカなことを考えている場合じゃない。

何で、こんな展開になってるんだ!?

けしからん、もっとやってくれ!!

 

「今日はいつもと違ったお勉強、、、してみる?」

「え・・・どんな勉強ですか・・・?」

 

狼狽える俺の反応が楽しいのか、先生は妖しく笑う。

 

「ふふふ。とっても大事なお・べ・ん・き・ょ・う。学校の教室の中じゃぁ、教えてくれないことがたくさんあるのよ。」

 

そういって、先生の手がゆっくりと俺の首から胸を通り、下腹部まで下りてきた。

 

「ス、スーク先生、さ、さすがに塾の教室でコレは・・・」

「鍵かけてあるから大丈夫。あと、スークなんて呼ばないで。今はまさみって呼んで。(カリっ)」

「くぅぅアッ!」

 

先生、いや、まさみが俺の耳を甘噛みした。

自分でも発したことのない音が口から漏れた。

もう、、、どうにでもしてくれ。

いや、してください。

 

「まさみ、まさみぃぃぃいいいー!!」

 

彼女の名を叫び、イスから立ち上がって振り向き様に抱きしめようとした瞬間、床が抜け落ちて、俺は暗闇に落ちた。

 

(ガタン!!)

 

ハッと気付いた時、俺はイスから崩れ落ちていて、教室中の人間の目が俺に集まっていた。

一瞬何が起こったか分からなかった。

さっきまで甘い言葉で俺を誘っていたまさみが、教室の前方から駆け寄ってくる。

「桃田くん!?大丈夫??ケガしてない?」

 

「おい、もも、大丈夫か?」

近くに座っていたヒカルも駆け寄ってきて身体を起こしてくれた。

 

先生が左手の平を俺の額に当てる。

ひんやりとした細い指。

薬指にはまった指輪の感触。

 

「顔真っ赤じゃない。ひどい熱・・・。今日はもう帰りなさい。親御さんに連絡して迎えに来てもらう?」

まさみ、、いや、スーク先生の心配そうな瞳にひどく体調の悪そうな俺が映っている。

「はい。。あ、いえ、自分で帰れるので大丈夫です。少しだけ自習室で休ませてください。落ち着いたら帰ります。」

 

「ほんとに大丈夫なの?」

心配顔の先生も美しい。

今だけは先生を独り占めしている、そんな邪な気持ちが胸をよぎる。

 

「先生、俺らがちゃんと家まで送っていくよ。なぁ、シン?」

「うん、もちろん。ぼくらに任せてくださいー。」

ヒカルとヤーさんが付き添いを申し出てくれた。

優しい奴らだ。

ただ、もう少しだけ先生との二人の時間を俺にくれ。

 

 

ちょっとずつ意識がしっかりしてきた。

頭はぼぉーっとしているし、身体はやけにだるいが、何とか動けそうだ。

 

3人で一緒に教室を出て、俺らは自習室へ向かうことになった。

教室の入り口で先生が見送ってくれた。

じゃあ、ももくんのことよろしくね、と二人に俺のことを頼んでいるスーク先生に向かって、俺は口を開いた。

「先生、ごめんなさい。」

 

その言葉を聞いた先生が困ったような笑顔で一歩二歩近づいてきて、耳元で小声で言った。

「授業中に寝ちゃったこと?倒れちゃったこと?それとも・・・・私のこと名前で呼んだこと?」

 

「え・・・?」

 

戸惑う俺を残して、お大事にね、と言って先生は教室へ戻っていった。

先生の残した甘い大人の香りが鼻孔をくすぐった。

 

 

 

その後、自習室でヒカルとヤーさんに話を聞いた。

授業中に俺が机に突っ伏して、教科書を落としてその数秒後に崩れ落ちたのだという。

その際に、ハァハァと粗い呼吸をしながら、苦しそうに「まさみぃぃ」と呻いたらしい。

 

どんな夢見てたんだよ?と二人から笑いながら問い詰められても、さすがに先生とあんなことやこんなことしてたなんて言えるわけもなく、適当に濁すしかなかった。

 

その後、入試までに無事に風邪は治り、志望大学にも合格し塾を卒業した。

俺とスーク先生の間には何もなかった。当然だ。何かあるはずもない。

ただ、ヒカルが言っていたんだが、メガネを外したヤーさんとスーク先生が一緒にいたところを見たらしい・・・。

ヤーさんに「先生と何かあったの?」と聞いても、いつもの笑顔で「ううんー。何もないよー。」とにこやかに返すだけだった。

 

 

あの冬の塾の教室で見た、一瞬の夢の中での出来事。

4年の年月が経った今でも、俺の心に甘く残る思い出。

叶わない恋の物語。

いや、恋なんて名前でも呼べない、ただの欲の塊だったのかもしれない。

他の誰かから見れば、なんだそれ?と思われるようなそんな記憶の1ページ。

 

けれど、俺にとってはそんな1ページが決して忘れられない思い出になってるんだよ。

 

ここまで読んでくれた稀有な読者のみんな。

こんなオチで、ごめんなさい。

 

おしまい。

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あとがき

はい、どうも、やーさんです。

本文内で出てきたヤーさんとは全く関係のないやーさんです!!

 

久々に3000文字チャレンジであとがきを書いてみようと思います。

さてさて、今回の創作ストーリーはお題が「ごめんなさい」でした。

 

特に「ごめんなさい」で創作ストーリーを書くつもりも書ける見込みもなかったんですけどね。

 

1月に3000文字チャレンジで繋がったTwitterフォロワーさんたちとオフ会があって、6人で飲んだんですよね。

 

それはそれは楽しい時間で、初対面の方も多かったのですが、(ゲスい話で)盛り上がっちゃって笑

 

で、飲み会の後に、Twitter上で振り返り的なツイートとリプのやりとりがあって。

そのリプの中のやり取りでなんやかんやあって(雑!!)、このタイトルで創作を書くことになったんです。

 

みんなの名前をもじったり、少しずつ趣味や特徴なんかを取り入れてみたりしながら、楽しく書いてみました。

 

創作を書くのはとても楽しいですが、今回は自分で想定していた展開からどんどん離れて行ってしまい、、、これが作家さんがよく言う「キャラクターが勝手に動き始める」というやつかと驚いた次第です。(きっと違う。ただ単にストーリーの想定が甘いだけ!!)

 

もっと人妻塾講師と生徒の禁断の恋的な部分を赤裸々に描く予定だったのが、日和ってしまった感が否めないですが、「ごめんなさい」の言葉に免じてお許しいただければと存じます。

 

最後に3000文字チャレンジのルール貼っておきますー。

 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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