【3000文字チャレンジ】彼らの成長に寄り添える先輩になるために。

【3000文字チャレンジ】彼らの成長に寄り添える先輩になるために。

3000文字チャレンジ! お題「成長」

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26年ぶりの冷夏が叫ばれ、農作物の不作が心配されている2019年の夏ですが、それでも夏の日差しと気温を受けて緑は茂り、太陽に向かって上へ上へと伸びていきますね。

つい最近、地域清掃で刈り取った草たちもあっという間に以前と同じ大きさにまで成長しています。

自然の生命力ってすごいですね。

 

わが家の玄関先に植えている、シマトネリコという植物もぐんぐんと大きく成長しています。

風にそよそよと揺れる姿が美しいので、色んなところでシンボルツリーとして使われています。

小さな濃緑の葉をたくさん茂らせる常緑樹で、とても丈夫で育てやすい植物です。

 

5年前に家を建てた時に植えたシマトネリコ。

植えて一年後に、虫に食べられてしまい、ほとんど葉がなくなるということがありましたが、そこからも無事に復活しました。

今では5年前よりも倍近い大きさになり、2階に届きそうな勢いです。

そろそろ剪定しなくちゃいけません。

ちゃんと手をかけてあげると、姿も美しくなって、玄関周りをよりステキに演出してくれることでしょう。

 

丈夫で生命力の強い植物は勝手に大きく成長してくれて、少しばかり剪定すればそれなりに見れる状態になりますが、人の成長となるとなかなか一筋縄ではいかないですよね。

 

 

ということで、ここからが今回のテーマである「成長」の本題です。

ぼくの勤めている会社に入ってきた、新入社員を巡る「成長」について書いていきたいと思います。

 

 

ぼくは今勤めている会社に入って11年となります。

新卒から勤めて、この転職が当たり前と言われる時代に一度も転職活動をすることなく、すっかり中堅社員となってしまいました。

職種としては営業となりますが、小さな会社の中で限られた人員で会社を回しているので、実際には何でも屋さんのような状況です。

同じ営業部の中でも11年の間に徐々に後輩が増えていき、今では直属で三人の後輩ができました。

 

そして、今年の4月には新入社員として、営業部志望で二人の男性社員が入ってきました。

営業部に二人同時に新入社員が入ってくるということは前例がなく、非常に珍しい出来事です。

11年いて三人しか増えなかったのに、いきなり二人も増えるんですから、なかなかの衝撃です。

二人とも新卒で、大学を出たばかりの若者。

二人の名前をOくんとTくんとしましょうか。

 

Oくんはコテコテの関西人で元野球部の阪神タイガースファン。

ぽっちゃり体系で、見た目はフレッシュ感皆無で部長クラスの風格。

関西弁での軽妙なトークが持ち味の、いじられキャラ。

趣味は料理で、彼女と同棲中。

 

Tくんは東北出身で、和文化や歴史好き。

やせ型で、俳優の浅利陽介にそっくり。

性格は常に冷静で、落ち着いているが少し暗い。

趣味はカメラ、バイク。

 

と、まったくタイプが異なる二人が入ってきたわけです。

 

これまでの傾向としてはTくんのタイプのような文化系のおとなしい子が多く、体育会系のOくんのようなタイプの元気な子は珍しいのです。

 

基本的に新入社員の研修はOJTで、先輩社員に付いて仕事を覚えていくことになります。

 

で、ぼくはOくんの研修を受け持つことになり、営業としての仕事全般、得意先情報や商品情報、パソコンやシステムの使い方なんかを教え込み、自分の担当得意先に同行させてあいさつの仕方から商談の進め方を教えて、電話応対のいろはを教え込んでいきます。

 

Oくんは非常に明るく前向きな性格のため、多少の雑っぽさはあるものの、積極的に仕事に向きあって自分が今すべきことを自分から探しにいける主体性があり非常に好感をもちました。

社内でも社外でも、困っている人を見かければ手伝おうとする姿勢はとても素晴らしく、こちらもそれを見習わなければいけないなと思わされるほどでした。

人助けのエピソードとしては、一緒に外回りに出た帰りに、駅の長い階段をおばあさんが重たそうな荷物を持って下りていたところ、Oくんがたたたっと駆け寄って「荷物持ちますよ」と言って荷物を持ってあげたんですよね。

で、階段を降りきるところまで、やさしい雰囲気で話しかけたりして。

プライベートならまだしも、仕事中に先輩の後に付いていきながら、そこまで目を配れて、実際に声がけや補助をするって、なかなか出来ることじゃないですよね。

あぁ、この子はこういう優しい思いやりがある面を伸ばしてあげるべきだなと思いました。

 

 

実は以前にも新入社員の子の研修役として付いたことがあったのですが、その時はぼくも入社後3年目くらいでちょうど自分の仕事をギリギリでこなしているような状態だったので、その新入社員の子に対して充分な対応をしてあげられなかったんですよね。

その子の良さを見つけようとすることもなく、出来ていないところばかりを責めてしまうような日々だったと思います。

研修担当者がそんな状態だと、社内全体においても「あの子は、あまり出来がよくないのか」というような風潮となり、その子に対する風当たりはどんどん強くなってしまうのは想像に難くないですよね。

 

今となっては本当にかわいそうなことをしてしまったなぁと思うのですが、結局その子は「この会社とは合わない」と1年で辞めてしまいました。

あの時、もっとその子の良さを見つけてあげて、そこをしっかりと褒めて伸ばして、会社の中に居場所を作ってあげることが出来れば、また違った結果になっていたのかもしれないなとも思います。

 

なので今回は以前と同じ過ちは犯さないように、Oくんの良いところをしっかりと見つめ、伸ばしてあげられるよう、彼の成長の一助となれるような先輩でありたいなと思っています。

 

 

先に述べた後輩指導の失敗から、ぼく自身も様々な学びを得て成長できた面があったように思います。

こういう書き方をしてしまうと、辞めていった彼にほんと申し訳ない気もしますが、、、。

それでも人は失敗からたくさんのことを学ぶ生き物です。

ありがたくその学びを次に活かしていくべきだとも思います。

 

 

その学びの内の一つに、先輩社員はどうやって後輩に仕事を教えるべきかという気付きがありました。

新人はどんな作業にしても慣れていなくて、もたもたしてしまいますし、精度も良くはないですよね。

で、そんな様子を見ながら「自分でやってしまった方が早い」と思って、「いいよいいよ、こっちでやるから」なんて言って仕事を自分でやってしまっていたんです。

これが大間違い。

 

その場自体はうまくスピーディーに回っているように見えても、後輩の経験値は上がらないし、長期的に見たときに自分の作業時間の短縮には繋がらないんですよね。

効率的にうまく仕事をこなせない後輩から仕事を取り上げるのではなく、どうすればその仕事がうまく回せるかをしっかりと時間をかけて教えてあげることが大切なんですね。

そうすることによって後輩のスキルも上がり、任せられる仕事も増えてチーム全体の仕事の効率化が図れる、という良いサイクルが出来ます。

 

誰だって最初はうまくできないのが当たり前。

自分だって最初はそうだったはずで、先輩や上司に丁寧に教えてもらったはずなんですよね。

そのことを忘れて、「何でこんなこともできないの?」なんて思ってしまうのは、浅はかなことです。

そういった意味でも初心は忘れるべからずで、相手の立場になって考えるということが大切ですね。

 

 

最後に、人を動かすときの心得として、とても有名な言葉があるのでご紹介しておきます。

ご存知の方も多いと思いますが、連合艦隊司令長官 山本五十六が遺した名言の一つです。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

 

 

たった3行のこの言葉に、大切なことがぎゅーっと詰め込まれていますね。

この言葉をしっかりと噛みしめて、これからも後輩の成長にしっかりと寄り添い、またぼく自身も彼らの成長に負けないように日々研鑽に励みたいと思います。

 

今回はこのへんで。

ではではー。

 

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あとがき

どうも、やーさん(@ohokamudumi)です。

Twitter上で企画されている3000文字チャレンジへの挑戦です!!

 

今回のお題は「成長」。

全編通してまじめな感じで終わっちゃいましたね。

まぁ、こんな回も良いでしょう笑

そうそう、先週までOくんの担当でしたが、今は研修役を交代してTくんの研修を担当しています。

ほんとに正反対のようなキャラで、高低差が激しいのですが、彼の良いところもしっかりと見つけて伸ばしてあげたいですね。

色んなタイプの人との繋がりが、きっと自分の成長の糧となることでしょう。

 

さて3000文字チャレンジセカンドステージ!!

今回は参加者のみなさん、どんな「成長」を書かれているのでしょうか。

 

 

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やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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