【さんぜん文字チャレンジ】ハンバーグってエロい食べ物な気がするんだよね。何となくだけどね?

【さんぜん文字チャレンジ】ハンバーグってエロい食べ物な気がするんだよね。何となくだけどね?

さんぜん文字チャレンジ! お題「ハンバーグ」

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じっとりと濡れた肉が、シルクのように艶のある馨しいソースをその身に纏い、純白に輝く皿の上に横たわっている。

一目見やるにつけ、少し膨らみを湛えたその肉塊の中には、リビドーとタナトスが入り混じったかのような、熱く混沌とした甘露が内包されていることが窺えた。

この程よく焦げ目の付いた肉の表面を切り裂けば、そこからはダムが決壊したかのように甘い脂が流れてくるのだろう。

 

蒸気を放つかの如く立ち昇る、慾を掻き乱す香りが鼻腔を刺激し、対峙した男の脳を滔々と溶かし始める。

「だめ、、、そんなに見ないで。·····あげるから。」

そんな女の声が聞こえたような気がする。

 

次第に正常な判断を放棄するかの如く、舞い上がり揺れ落ちる意識。

男のはぁはぁという息遣いはどんどんと荒くなっていく。

手には鋭利なフォークとナイフが握られ、その目は狂気を伴ったかのように血走っている。

 

ただただその淫靡な肉の塊に彼はフォークを突き刺し、ナイフを押し当てる。

音もなく刺し込まれる切っ先。

神泉より水龍が出現するかの如く、溢れ出す肉汁。

白き台座は一瞬にして清く濁った海と化す。

 

フォークに突き刺された肉の塊は大きく、男はそれを本能のままに喰らう。

ハグッ モグモグモグ

歯に当たる食感は弾力性に富み、粗びき肉とミンチの両方が使われていることを雄弁に物語っている。

あんなに放出したというのにまだまだ一噛み毎に溢れ出る脂は、甘・酸・苦のバランスが整えられたデミグラスソースと混然一体となり、その極上の旨さに脳髄が溶かされていく。

 

口の中に肉の存在感を十分に感じられる状態で、次の肉の塊をナイフとフォークで成形していく。

ハグッ モグモグモグ カチャカチャ ハグッ モグモグモグ カチャカチャ・・・・・・・。

単調に繰り返される音。

気付けば皿には肉の塊の姿はなく、混沌とした脂の浮かんだソースだけが残されていた。

 

男はパンを手に取り、そして無造作にちぎり、皿の上のソースをふき取るようにして付けた。

白いふわふわとしたパンの断面がスポンジのように、ソースを吸いあげる。

ハグッ モグモグ

あの旨かった肉塊はもうないが、確かにそこにあったことを十分に感じさせる旨味が口の中に広がる。

パンでソースをふき取り、口に運ぶ作業は幾度か繰り返された。

気づけば皿の上には何もなく、ただただ部屋の照明を反射させて白く光っているだけだった。

 

 

 

 

 

はぁ~、エロかった。←何が?w

 

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さんぜん文字チャレンジの説明はこちら↓

 

 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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