メトロポリタン博物館の源氏物語展に行ってきましたー!!
- 2019.03.12
- おでかけ
- NY, メトロポリタン美術館, 源氏物語展
どうも、やーさんです。
先日のNY出張の際に、幸運にもメトロポリタン美術館にて開催されている「源氏物語展」を観ることができました!
しかも、3/4の内覧会とレセプションパーティーに参加させていただいちゃいました!!こんな機会一生に一回あるかないか!!!ほんと、ありがたいことです。
今回は実際にこの目で見てきたメトロポリタン美術館と、「源氏物語展」を写真付きでご紹介したいと思います!!
メトロポリタン美術館ってどんな美術館?
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は世界三大美術館の内の一つとしても挙げられる世界最大級の美術館です。
地元の方からは「The Met」と呼ばれ愛されています。
場所はアメリカのニューヨーク市マンハッタン5番街に面するセントラル・パークの東端に位置します。
メトロポリタン美術館はコレクションの幅が極めて広いことが特徴です。
絵画・彫刻・写真・工芸品ほか家具・楽器・装飾品など300万点もの膨大な数の美術品を収集していますが、これが国立や市立ではなく、私立の美術館である点にも驚かされます。
メトロポリタン美術館の正面には大きな「源氏物語展 THE TALE OF GENJI」の垂れ幕が!!
美しい紫式部の絵が大きく描かれています。1000年の時を経て、紫式部がNYの地へ。
何だか感動しますね。
正面玄関を入った大ホール。吹き抜けの天上が高ーーーーーい!!
3/4の月曜日、平日にも関わらずたくさんの人!!
チケットを渡して中に入ると、目の前には2階へ続く重厚な階段が。
この階段をあがるだけで特別な場所へ来たようなドキドキ感があります。
メトロポリタン博物館内で迷子になる。
今回の出張では約1時間だけ自由時間があり、館内を見て回れました。
とは言え、数日あっても全ての作品を観ることはできないと言われる世界最大級の美術館です。
超早足で汗だくになりながら、色々な展示スペースを見て回りました。
(外気温マイナスなのに、館内がけっこう暑かったんです。。汗)
気になった作品は写真で撮ってきました!
ぼくの場合、写真を撮るとなると、どうしても絵画より立体造形作品が中心となります。
っていうか美術館で、展示されている作品の写真が撮れるっていうのもすごいことですよね。
日本ではなかなか考えられないです。
けどキャプション(もちろん英語)までは読んでられず、どの時期の誰のどういった作品であるかは分かりません。。
中途半端な紹介になることをお許しください。
いくつか気になった作品の写真を適当なキャプション付けて貼っておきますね(笑)
他にもほんっとにたくさん有名な絵画や彫刻が至るところに展示してあり、また大きな遺跡である・デンドゥール神殿がそのまま移築されていたりと、もうスケールが大きすぎて良く分からん状態になりました(笑)
これはしっかりと的を絞って、○○○と△△△を見る!ってちゃんと決めてからかからないと情報量の多さに飲みこまれてしまいますね。。
ぼくですか?
えぇ、もちろん飲みこまれましたよ。
館内で思いっきり迷子になりまして、、、。
出口までたどり着けなくておろおろしてました。
10分程さまよい歩いて、結局スマホで「メトロポリタン美術館 フロアマップ」で検索して、何とか抜け出しました。
もう少しでタイムトラベルして、大好きな絵の中に閉じ込められるところでした(笑)
源氏物語展について
さて今回の企画展である「源氏物語展」では屏風、巻物、浮世絵、漫画「あさきゆめみし」の原画等の120点もの源氏物語に由来する作品が並びます。
展覧会では源氏物語と、仏教との関連性などが紹介されています。
展示物の11点が紫式部が構想を練ったと言われる石山寺から出展されているそうです。
国宝や重要文化財も多く、源氏物語をテーマにした展示では北米初の規模を誇り、メトロポリタン美術館の方が仰るには、「日本国外で開催された源氏物語の美術展としては、最も包括的な内容」とのことです。
期間は2019年3月5日から6月16日までとなっています。
石山寺僧侶による特別法要と源氏物語展内覧会
アジア美術部門内の「日本ギャラリー」で開催されていますが、その中は正にお寺の本堂!!
正面に仏像が安置されていて、とても厳かな雰囲気です。
3/4の内覧会では、滋賀県の石山寺から10名の僧侶が招かれ、開白法要が営まれました。
「開白法要」とは行事の初日に仏様に行事の趣旨をお伝えし、行事の無事成功を祈る儀式だそうです。
石山寺さんとはいろいろと御縁があり、秋のライトアップにも行かせていただいたりしています。
とてもすてきなお寺さんです。
メトロポリタン美術館で日本仏教の法要が営まれること自体初めてのことだったそうで、そんな貴重なシーンを間近で見させていただくことが出来て、とても感動しました!!
開白法要の後、内覧会となり展示を見て回りました。
どれも素晴らしい展示物でした。
けれど、事前に目玉の展示品を教えてもらっておけば良かった。。。
国外初展示となる俵屋宗達作の国宝の屏風などもあった、ということを帰国後に知りました(涙)
後日、図録が届く予定なので、またゆっくり振り返りながら眺めたいと思います。
こちらもいくつか写真に収めてきましたので、貼っておきますね。
まだまだまだまだ見るべきお宝展示品がたくさんありました!!
いやーーーー眼福!!参りました!!
ほんと「日本の美」って素晴らしい!!!
世界中の色んな美術品と比べても、雅やかで繊細で、心にグッとくるものがあります。
NYのメトロポリタン美術館で最高峰の日本の美を見れたというのも、とても素晴らしい経験となりました。
源氏物語展のありえないレセプションパーティー
内覧会で展示品を見ている途中でお呼びがかかり、近くの会場で行われていたレセプションパーティーに参加しました。
しかし途中でレセプションパーティーに行ってしまったが為に、大和和紀先生の「あさきゆめみし」原画が見れず仕舞いに・・・。
悔しかったので、ポストカードを全種類買ってきました!!
日本が世界に誇る漫画・アニメ文化!
繊細かつ美麗に描かれた大和先生の源氏物語の世界。
最高のお土産になりました。
さて、レセプションパーティーですが、ありえないことに、普通に古代中国美術品の大きな仏像や仏画が展示されているホールで開催されていました。
バーカウンタースペースが設けられ、たくさんのお酒が用意されていました。
参加者が好みのお酒を片手に、ミニ春巻きや揚げ餃子といったつまみを食べながら、思い思いに時間を過ごすというレセプションパーティーです。
酔った勢いで仏像とか倒されないのか心配になっちゃいますよね(笑)
ぼくもお酒をいただきながら、日本人参加者や、日本語が堪能な現地のキュレーターさんとお話が出来て心地よい時間を過ごしました。
さいごに
レセプションパーティーもお開きとなり、人もまばらになってくるとリアルナイトミュージアムです。
日中の開館時間ではきっと撮れないであろう、人のいない大階段。
広大な美術館に自分しかいないような、そんな感覚を覚えました。はぁ、、、贅沢!!
今回は仕事の出張で、時間がない中ではありましたが、まさかの「源氏物語展inメトロポリタン美術館」を堪能できた上、夜の美術館内でのレセプションパーティーという貴重な体験までできたこと、大変嬉しかったです。
6/16までにNYに行かれる方、ぜひメトロポリタン美術館の源氏物語展をお楽しみください。
1000年もの長きに渡り紡がれてきた源氏物語と、それにまつわるさまざまな日本の美を堪能できますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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