タイムトラベルエンターテインメント?!ジパング笑楽座に行ってきた!

タイムトラベルエンターテインメント?!ジパング笑楽座に行ってきた!
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どうも、やーさん(@ohokamudumi)です。

 

実はぼく、先日ある場所でタイムトラベルを経験してきました・・・。

なんて言うと語弊がありますが、

江戸時代から伝わる和の伝承芸を生で体験できるイベントがあったので参加してきたのです。

 

突然ですが、みなさんは「和妻」って知ってますか?

ぼくはこのイベントに参加するまで知りませんでした。

 

あと、「落語」。生で見たことありますか?

テレビで見るのと生で見るのとでは大違い!!とてもおもしろいですね!!

 

今日は先日体験した、素晴らしい和のイベントをご紹介したいと思います。

 

やーさん

厳かな雰囲気の中で魅せる和の伝承芸!とても素晴らしいイベントでした!写真撮影もOKでしたので、写真とともに今回参加したイベントをご紹介しますね!

 

 

 

ジパング笑楽座in日吉大社に行ってきた!

2018/11/11(日)に滋賀県大津市の日吉大社で、「ジパング笑楽座」というイベントが開催されました。

まさかの入場無料ということもあり、秋のドライブがてら家族でお出かけしてきました。

 

「ジパング笑楽座」とは?

日本各地の神社仏閣や日本庭園、また地域の象徴となる場所をコンサートライティングにより空間演出。そこに落語、講談、和妻といった和の伝統芸が融合し、老若男女、国や文化の違いを超え日本人のこころを”笑=show”によって楽しんで頂こうと、公益社団法人落語芸術協会が企画した”和”のタイムトラベル・エンターテインメントです。

出典:ジパング笑楽座 パンフレットより

 

この「ジパング笑楽座」、主催は文化庁公益社団法人落語芸術協会なんですね。

 

文化庁のHPを見てみると「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」となっていて、2020年に向けた取り組みのひとつのようです。

 

 

公益社団法人落語芸術協会は笑点の司会をされていた故・桂歌丸さんが会長を務められていました。

現在は笑点メンバーでおなじみの三遊亭小遊三さんが会長代行兼副会長を務められています。

 

 

2018年は以下の日程・場所で全6回開催され、今回の日吉大社が千秋楽でした。

  • 8月19日  福島県郡山市・四季彩一力水月園
  • 8月25日  新潟県阿賀町・狐の嫁入り屋敷
  • 9月8日      岩手県宮古市・盛合氏庭園
  • 9月16日  宮城県松島町・瑞巌寺
  • 10月13日  福島県いわき市・金刀比羅神社
  • 11月11日  滋賀県大津市・日吉大社

 

 

 

日吉大社のライトアップが美しい!

今回の開催場所として選ばれた日吉大社は、滋賀県大津市坂本に位置し、全国に約2000社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮です。およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀されました。

 

やーさん

なんと!!歴史が紀元前にまで遡れる神社なんですね!

 

平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてからは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受ける由緒ある神社です。

そんな厳かな雰囲気漂う日吉大社の西本宮拝殿にて、今回のイベントは開催されました。

 

闇夜にライトアップされた門が浮かび上がります。「奉祝 西本宮御鎮座1350年」と書かれていました。

 

天智天皇が飛鳥から近江大津宮へ遷都した翌年=天智天皇7年(668)に、大和朝廷の守護神であった大和国三輪山より大己貴神(おおなむちのかみ)を勧請しました。今年は1350年の節目の年となっています。

 

厳かな空気の拝殿がコンサートライティングによる空間演出も相まって、さらに雰囲気が高まります。

 

季節的にちょうど紅葉も始まって、拝殿までの道々ですばらしい紅葉のライトアップを見ることが出来ました。

 

しかし、さすが山の中。

夜になると気温がどんどん低くなり、10度近くまで下がっていました。

冬用のコートを着て、こども達も温かい服を着せて、ひざ掛けも用意してきて大正解!!

時間は18時、いよいよ和のタイムトラベルエンターテインメントの始まりです。

 

圧倒される講談師の迫力!!

最初に登場されたのが講談師の神田蘭さん。

講談(こうだん)とは、日本の伝統芸能のひとつ。演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇(はりおうぎ)でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。

引用:wikipedia「講談」より

 

彼女のHPを見てみると「講談界のニューヒロイン」とあり、最近真打に昇進されたようです。

小さな机と張り扇一つ。パシン!パシン!と張り扇で机を叩き、軽快でありながらも迫力のある講談で会場全体の空気を変えていきます。

 

講談の内容は、今回のイベントの企画趣旨の説明といったところでしょうか。

「和のタイムトラベルエンターテインメント」である今回のイベントのストーリーテラー的な感じでした。

 

たまに笑える話を入れたり、絶妙な間を取ったりと、ぐんぐんと惹きつけられるプロの講談師の迫力ある講談を初めて生で体験することが出来ました。

 

日吉大社に響く尺八の美しい音色!!

次に登場したのが尺八演奏家の松本太郎さん。

松本さんはこれまでに韓国、カナダ、スイス、フランス、スェーデン等の海外でも多くの公演をされてきた方で、ジャズピアニストとのコラボなどもされているそうです。

 

拝殿を照らすライトアップの色が次々と変わり、尺八の美しい音色が会場に響きわたります。

尺八の音色ってとても良いですね。心を揺さぶられる感じがします。

和楽器バンドにハマってから、和楽器の音色にとても魅かれるようになりました。

光と音、そして場所の空気による演出。

ずっと聞いていたくなるような、とても素晴らしい演奏でした。

 

歴史ある日吉大社という場所で、尺八の魂の音色が奏でられることによって、その場がタイムトンネルになるということなんですね。

 

尺八の音色により過去と現代が繋がれ300年の時を超え、元禄文化華やかかりし江戸時代の町娘が飛び出してきました。

 

和の奇術!!手妻の美しさに驚いた!!

登場した美しい町娘は和妻師のKYOKOさん。

冒頭でも書きましたが「和妻」って初めて聞きました。

別の言い方では「手妻」や「品玉」とも言われるようですが、簡単に言うと「和の奇術」=「マジックショー」なんですね!

和妻(わづま)とは、日本に古くから主に口伝で受け継がれてきた伝統的な奇術の分野である。手妻(てづま)、品玉(しなだま)と呼ばれることもある。和妻に対して西洋の奇術のスタイルを洋妻(ようづま)ということがある。語源は、「手を稲妻の様に素早く動かすから」である。現代になって生み出された日本奇術は創作和妻、現代和妻などといわれることがある。

引用:wikipedia 「和妻」より

 

 

全然そんなことも知らずに見ていたので、最初は「日本舞踊でも見れるのかなぁー」なんてのんびり構えてたら、手に持つ扇子がどんどん増えるわ、見えないところからどんどん傘が出てくるわでびっくり!!(笑)

 

家族みんなで「えええぇぇーーーーーー!すごいっ!!何でーーー?」と盛り上がりました。

 

 

わわわわ!!米がどんどん出てくる出てくる!!

途中から男性和妻師のドルフィンさんも加わり、より華やかで楽しい雰囲気になりました。

 

 

何もないところから突然花が咲き乱れる!!!KYOKOさん美しい!!!

 

 

こんな大きくて美しい傘が、何本も何本も見えないところから出てくるんですよ。和妻ってすごい!!!そして美しい!!

 




 

落語ってこんなにおもしろいの!?

和妻で盛り上がった後は再度、神田蘭さんの講談を挟み、お次は落語。

こちらも江戸時代に花開いた庶民の文化です。

今回のイベントではなんと、こどもや海外の方も楽しめるようにと、プロジェクター投影によって話に合わせたイラスト画像と英語字幕が表示されていました!!

このイラスト画像のおかげで、うちの子も最後まで楽しめたようです。色々と進化しますね。

 

 

一人目は桂米福さん。

演目は「動物園」

失業して仕事を探す男性が友人に相談するところから話は始まります。

ただ仕事の希望条件がめちゃくちゃで「頭も体力も使わず、10時ー16時勤務で一日ぶらぶらしているだけで、月給100万円」。

呆れる友人ですが、「そういえば、その条件を満たす仕事があったな」と思い出し、紹介したのが動物園での仕事でした。

さてさて、こんなむちゃくちゃな条件でも受け入れてくれる動物園の仕事とはどんな仕事なのか、、、。

 

というお話でした。

とても分かりやすいお話で、オチもきれいに決まって楽しいお話でした。

 

 

二人目は三遊亭遊雀さん。

演目に入る前に、会場の寒さからか時間の都合か、ちらほらと会場を出ていく方がおられたのですが、その方たちに「噺家に背を向ける奴は冥土行きになっちまうよ」的なことを言って一笑いとっておられました。

さすがです(笑)

 

演目は「反対俥」。

自動車がまだ普及していない時代、現代のタクシーのように使われていたのが人力俥でした。

ある中年の紳士が急いで向かう先は東京駅。歩いていては間に合わないと人力俥を探して、ようやく見つけた休憩中の車夫。しかしその車夫は年寄りで、力もなく、しかも入院中の病院からお金がないから放り出されたところだという。

急ぐから仕方なくその人力俥に乗るものの、ボロボロでまっすぐ進むこともできない有様。どんどん他の人力俥に抜かれてこれではダメだとその人力俥は捨て置いて、次は若くて筋骨隆々の車夫の人力俥に乗るが、、、果たして紳士は東京駅に無事着けるのか?

というお話でした。

 

三遊亭遊雀さんの激しい動きと、ユーモアたっぷりの話っぷりにめちゃくちゃ笑いました!

激しく揺れる人力俥に乗ってるところを身体を激しく振って表現されるのですが

「50歳越えたらこの話は体力的にツライんだよ!」って言ってて吹き出しました(笑)

 

いやーーーー!おもしろかった!!!

 

おわりに

会場が笑いに包まれた落語のあとは、再度、松本太郎さんによる尺八演奏があり、タイムトンネルの門は閉ざされ現代に帰ってきました。

講談・尺八・和妻・落語と盛りだくさんの、とても楽しい1時間の講演でした。

 

2020年に向けての文化庁の取り組みとのことなので、来年もきっと全国の様々な場所で開催されると思います。

興味がある方はぜひ開催情報をチェックして、参加されてみてはいかがでしょうか。

 

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やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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