茅の輪をくぐって半年間の穢れを清める!京都の護王神社で夏越しの祓。大きな茅の輪をくぐってきました!

茅の輪をくぐって半年間の穢れを清める!京都の護王神社で夏越しの祓。大きな茅の輪をくぐってきました!
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どうも!やーさんです!

あっという間に2019年も半年が経ってしまいました。

今年は5月に元号が変わるなど数十年に1度の大きな出来事があったり、それに伴いGWが10連休になったりと例年にない怒涛の慌ただしさでしたね。

まさに光陰矢の如し。

さて、これから夏本番を迎えますが、みなさんは毎年6月30日に各地の神社でとり行われている「夏越しの祓」をご存じでしょうか?

 

 

やーさん

今回は、1年の折り返しのこの時期にぜひ知っておいていただきたい日本の神事・文化をご紹介しますね。

 




 

半年間の穢れを祓う「夏越しの祓」

「夏越しの祓」は「なごしのはらえ」と読みます。

別名「夏越しの大祓」「名越の祓」「夏越神事」「六月祓」「水無月の大祓」などとも呼ばれます。

毎年6/30に行われる大祓の神事です。

大祓の神事にはこの「夏越しの祓」と「年越しの祓」の2つがあり、半年に1回の大事な神事となります。

 

私達が日頃無意識のうちに身に付けた罪や穢れを祓い、心身を清める神事です。

 

「穢れ」=「気枯れ」ということも言えるようで、これから暑い夏を迎えるにあたり”気力が枯れてしまい活き活きと過ごせない”なんてことがないように、ケガレを祓います。

 

その起源は、イザナギノミコトが亡くなってしまったイザナミノミコトを追って死者の国へ行ったものの奪還・蘇生に失敗。
命からがら死者の国から逃げてきたあとに、穢れた自分の体を水で洗い清める、禊祓(みそぎはらい)という儀式をしたことに由来するそうです。

古事記の神代の時代から伝わる、非常に古いしきたりなんですね。

 

 

護王神社さんの茅の輪をくぐってきました!

毎年6/30の「夏越しの祓」に向けて10日ほど前から神社の境内に大きな「茅の輪(ちのわ)」が用意される神社もあります。

ぼくは、今年は京都の護王神社さんの茅の輪をくぐってきましたよ!

 

参詣したのは近畿地方の梅雨入り直前。

青々とした夏空が広がっていました。

 

今年は、観測開始以来過去最も遅い梅雨入りとなりましたね。

おかげで青空の下、茅の輪をくぐる事が出来ました。

 

こんな感じで境内にどーーーーん!と大きな茅の輪が設置されています。

 

茅の輪とは茅(カヤ・チガヤ)で編んだ直径数メートルにも及ぶ大きな輪で、この輪をくぐることによって災厄を祓い清めることができるとされています。

 

 

護王神社さんでは画像付で、丁寧にくぐり方の説明書きがありました。

①茅の輪をくぐり、左に廻ります。

②茅の輪をくぐり、右に廻ります。

③茅の輪をくぐり、左に廻り、もう一度茅の輪をくぐって正面にお進みください。

 

拾遺和歌集にある

「水無月の 夏越しの祓 する人は 千歳の命 のぶといふなり」

という和歌を唱えながらくぐるのが作法とされているそうです。

 

茅という植物には古来から「身についた厄を払う」効果があるとされています。

茅の輪くぐりは、スサノオノミコトが蘇民将来に授け子孫ともども疫病を逃れたというお話に由来しているそうですよ。

 

 

穢れを持ち帰ることに!?茅の輪の茅を抜いて持って帰らないで!!

 

この茅の輪くぐりですが、護王神社さんの看板の左下にも「茅の葉は持って帰らないで下さい」と貼り紙で注意喚起されています。

ニュースでも流れていましたが、この茅の輪に使用している茅の葉を抜いて持って帰り、玄関などに飾る風習が一部地域にはあるようです。

特に京都の北野天満宮では学問の神様である菅原道真公をお祀りしていますので、「茅の輪」=「智の輪」として茅の葉を抜き取り「学問向上」の願いを掛けて家に飾るのだそうです。

 

おかげで大きな茅の輪を設置した日の午前中に、輪は姿を消してしまったそうで、、。

 


画像を見ると、無残な姿に・・・。

茅の輪をくぐるのを目的に行った人からすると、この惨状はなかなか心を痛めることになりそうですよね・・。

神職の方曰く「人がくぐった茅を持ち帰ることは、穢れを持っていくことになる」とのことです。

去年も同じようなニュースを見た覚えがありますが、はてさて来年はどうなるでしょうか。

 

 

まとめ

今回は6月末に行われる「夏越しの祓」に関してお届けしました。

年々気象環境が悪化して、夏は過酷な暑さが続きます。

穢れを祓い、気枯れを祓い、元気に残りの半年を過ごしたいものですね。

皆さまもお近くの神社へ出向かれ、心と体のリフレッシュをされてみられてはいかがでしょうか。

茅の輪が設置されている神社さんへ出向かれた際は、茅の葉はくれぐれも抜かれませんようにお気を付けくださいませ。

では、今回はこのへんでー。

 

 

 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!
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