【感想】映画「天気の子」を見て、ようやく明けた梅雨と夏空にあの子を想う。

【感想】映画「天気の子」を見て、ようやく明けた梅雨と夏空にあの子を想う。

今年の梅雨、長かったですねー!!

先日7/31、ようやく関西も梅雨明けとなりました。

どうも、やーさんです。

 

雨の日に、小さい子を連れて外へはなかなか出かけにくいですよねー。

あぁ、少しだけでも晴れてくれたら良いのになぁー。

そしたら外で子どもたちも遊ばせられるのに・・・。

おもちゃで足の踏み場もなくなっていくリビングを眺めながら、そんなこと思っている7月後半の連休中に一本の映画を見ました。

 

「君の名は。」に続いて大ヒットした新海誠監督の「天気の子」です。

 

 

劇場公開した頃に観に行きたいなぁ~と思いながらも行けず、ようやくレンタルDVDで観れました。

今回観るまでネタバレサイトも覗かず、どんな内容なのか全く知らない状態で視聴しました。

作中の季節と、現実の季節がちょうどあってて、しかも雨降りで。

観る時期としてはちょうど良かったなぁと思いました。

 

新海誠作品の雨の描写ってとても美しいですね。

前々作の「言の葉の庭」でも思いましたが、リアルを超えた美しさがあります。

 

「言の葉の庭」について書いた記事はこちら↓

 

現実世界の雨に対しては、そんなに美しさを感じることもなく、どちらかというと雨が降ると残念な気持ちになってしまいがちですよね。

部屋の中から窓辺に落ちる雨粒を眺めて、物思いに耽りながら雨音をただただ聞くというのもステキな時間ですが、生憎子育て世代のお宅ではお子達がギャーギャーと騒ぎ立てるので、そんな耽美な時間は訪れることはなかなか、いやほぼほぼないのです。

 

晴れと雨。

どちらがアタリ/ハズレかと問われると、どうしても晴れがアタリで、雨がハズレだと思ってしまいますよね。

特に近年は集中豪雨による被害で、川が決壊したり町が流されたり。

そんなことになるともう大ハズレを引いた気分にもなってしまいます。

 

観測史上最多量の雨、数十年に一度の降雨量。

そんな言葉が飛び交う現代です。

しかし、天気の子の作中にもありましたが、人間の物差しで測れることなんてごく限られた範囲のことでしかないんでしょうね。

観測史上〇〇なんて言ったって百数十年くらいのスパンのことで、太古の昔からの自然の流れの中では周期的に繰り返されてきたことなのかもしれない、みたいな。

 

人類は進化・発展の途上で科学の力を手に入れて、自然現象はどんどん科学的に説明がされるようになって、少しずつ自然への畏怖の念が薄らいでしまったんでしょうか。

この事象はこれが原因で起こっているのだと説明を付けることで納得して、いつしか人は自然をも操ることが出来ると錯覚するようになってしまって。

実際は抗うことができない自然の猛威に翻弄されるばかりなのに・・・。

 

一体何を語り出したのでしょうか。

話を戻してですねー、映画の感想ですよ。

 

雨の描写がリアルって話をしてたんですよね。

リアルと言えば、この作品に出てくる東京の街並みや、一つ一つのお店の名前、はたまたカップ麺の銘柄に至るまで、全てがリアルでした。

アニメなんかでよくある「マクドナルド」が「ワクドナルド」になってるとかいうような、ぼやかしが全くなく、新海監督の「現実にあるものを忠実に描く」という特徴が全体に行き渡っているなと感じましたね。

確かにカップヌードルはお湯を注いで2分で食べるくらいが美味しい。

そんなリアルに描写された世界で、少年と少女に起こる「天気」をテーマにしたファンタジー。

話の展開のテンポも良く、ドキドキ感・ハラハラ感もあったり、それぞれのキャラクターの個性も魅力的で、おもしろかったです。

 

 

ー 世界の形を変えてしまってでも、取り戻したい人がいる。ー

何だかこのテーマは、新劇場版ヱヴァンゲリヲン破のラストで、綾波レイを取り戻そうとしてニアサードインパクトを引き起こしたシンジ君に通じるものがあるなぁ、なんてことも思いながら見ていました。

「行きなさい!シンジ君!誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!」

と発破をかけたミサトさんでさえ、14年後にはシンジ君に対して超冷たい態度取るじゃないですか?

あれは酷いなぁ・・・なんてことも公開当時は思いましたが、まぁあの程度の手の平クルーなんてリアルな社会ではなんぼでもあるわなぁ、とも。

大人って汚いんだわ。

帆高くんと陽菜ちゃんには、周りの大人たちからあんな風な扱いはされないでほしいなぁ。

なんて、いらない心配をしてしまったり笑

 

 

あと、この作品で陽菜ちゃんが晴れ間を呼ぶ姿を見ている時、脳裏に浮かんだのが2019年10月22日の「即位礼正殿の儀」でした。

天皇が即位を宣言されたあの日。

東京は雨模様でしたが、儀式が始まる頃に皇居周辺は晴れ間が広がり、美しい虹がかかりましたね。

日本の神話そのもののような展開で、各種メディアやネット上でもすごく盛り上がったのを記憶していましたが、あれって正に晴れ女が天に願ったかのような晴れ方でしたよね。

「空と繋がっている特別な人間が本当にいるんじゃないか?」って改めて思わせられるような出来事だったなぁ、なんてことも思ったり、また先日までのやけに長い梅雨が明けたのも、その晴れ女(男?)さんのおかげだったのかも、、なーんて馬鹿げた妄想をするのもまた楽しいものです。

雨がずっと続くと、ちょっとした晴れ間の青空や陽の光の眩しさに感動を覚えますね。

感謝感謝。

この先は五風十雨狂いなき世界でありますように。

 

 

そういや、「君の名は。」のキャラ達も色んな場面で出てきて、フフッってなりました。

ジブリ作品とかでもたまにありますが、ああいった過去作とのリンクは楽しくて好きですね。

瀧くんなんて、思った以上にがっつりと出てきてて、ちょっとびっくりしましたよ。

時系列的には瀧くんと三葉ちゃんが再開する前のようですね。(ネタバレ失礼)

 

 

あと、声優さんも良かったなぁーと。

アニメって、変に芸能人を起用して失敗しているケースをたまに見るじゃないですか?

この「天気の子」も主要キャラの多くに本職の声優さんよりも、役者さんを多く起用していましたが、特に違和感を感じることもなかったので良かったなぁと。

 

特にヒロインである陽菜役の森七菜さんの声、良いですねぇー。好きだわ~。

あんなかわいい声で「ねぇ、今から晴れるよ。」なんて言われて、暗雲立ち込める空から光がパァァァって差し込んできたら、「女神降臨っ!!!尊し!!いと尊し!!ありがたや!!ありがたや!!」ってなっちゃいますよね。

 

脇を固める声優陣も有名な役者さん揃いでした。

小栗旬、本田翼、平泉成、倍賞千恵子などなど。

 

主人公の帆高を保護(?)する須賀役は小栗旬さんなんですが、最初聞いた時に「この声聞き覚えあるなぁ。誰だっけなぁ~。」と思いながら最後まで思い出せず。。

エンドロールで「小栗旬」って出てきた瞬間に「っ!!!」ってなって、巻き戻して須賀の話してるシーン見返して声聞いてみたら、完全に小栗旬でしたね(←は?)

 

あとは倍賞千恵子さんね。

「亡くなった旦那さんが帰ってくるお盆くらいは晴れてほしい」と、晴れ女の陽菜に依頼をしてくるおばあちゃん役なんですが。

この倍賞千恵子さんとか、あとサマーウォーズの栄ばあちゃんの声優である富司純子さんといった、渋くてかっこいいおばあちゃんの声ってとても好きなんですよね。

一言一言の重さって言うのかな。

それが感じられて、とても心に響いてくるというか、印象に残るというか。

とても良かったです。

 

 

つらつらとまとまりもなく書いてしまい、気が付けば3000文字・・・。

以上、「天気の子」を見た感想(?)でした。

テンポの良いストーリーも美麗な映像も、音楽の演出も、キャラクターの声も申し分なく、とても満足感の高い映画でしたよ。

また見たいと思います。

 

 

異常気象が異常ではなく平常になりつつある昨今。

夏空に大きな「かなとこ雲」を見つけたら、その雲の平原には身を捧げて晴れをもたらしてくれた誰かがいるのかもしれない。

そんな妄想を膨らまして、穏やかな晴れ間にも、恵みの雨にも感謝をしながら過ごしていけると良いなー。

 

 

あ、大事な感想書き忘れてた!!!

これを書いておかなきゃねぇ。

タイトルのあの子って誰だよ?ってなっちゃうもんね?

危ない危ない。

 

 

 

 

 

 

夏美さんのおっぱい、最高っした!!!

あざーーーっす!!!

夏空が広がるビーチで、もう一度君に逢いたい!!!

(大人ってほんとに汚い)

 

 

では、また!!

 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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