【日記】2020/1/11 競技かるたの名人戦に痺れた!!緊迫の運命戦!!
1/4に引き始めた風邪がまだ少し残ってて喉が痛い日々が続いています。
もうずっと龍角散のど飴が手放せない!!
喉の痛み以上に危険なのが、鼻の奥の方の粘膜を傷つけてしまったのか、鼻水をかんだり、喉に絡んだ痰を吐くと血だらけなんですよね。。
白いティッシュも、白い洗面台も真っ赤に染め上げています。
当初は「うわ、、、これヤバいかも。。」と思いながらも、仕事やその他の諸々で忙しく病院に行くのを後回しにしていたら、人間の慣れって怖いもので血が出るのが当たり前的な感覚に陥ってきてしまいました・・。
ちょっとずつ治まってきている感じはするので様子を見ていこうと思います。
さて本日は久々に一人。
奥さんと子ども達は義実家に帰省中。
ぼくは夜に町内自治会の集まりがあるので家に一人居残りなんですが、ちょっと気になるイベントがありまして。
普段子ども達がいると、なかなか自分が興味を持っているモノやコトもさせてもらえないので、これは千載一遇のチャンス!とワクワクしておりました。
そのイベントが
「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」
です!!
毎年、滋賀県大津市の近江神宮で開かれているかるた大会。
小倉百人一首の上の句が読まれ、目にも止まらぬ早さで畳の上に並べられた下の句の札を取りあう競技です。
マンガ「ちはやふる」の大ヒットで、競技かるたのファンも一気に増えましたよね。
ご多分に漏れず、ぼくも競技かるたのルールやおもしろさはアニメの「ちはやふる」で知りました。
あと、映画も好きで何度か見ましたねー。
実写映画版では、主人公の綾瀬千早役を広瀬すずさんが好演していて、とてもステキでした。
マンガやアニメ、そして映画の中では、「競技かるた」というスポーツを中心にして、魅力的なキャラクターが描かれ、感動的なストーリーが展開されますよね。つまりは「百人一首」や「競技かるた」自体を知らなくても、楽しめる要素がたくさんあるってことですよ。
ぼくも和歌には興味があるけれど、「競技かるた」にはあまり興味がなかったんですよね。
元々、小学生時代にも百人一首の暗記とか全然出来ませんでしたし。。
で、はじめはドラマ的な楽しさやキャラクターの魅力なんかを追いかけていて、「ちはやふる、おもしろいなぁー」なんて思って見ていたんですが、徐々に「競技かるた」のおもしろさにも気づき始め、じゃあリアルで行われている最高位の戦いってどんなものなんだろう?って興味が出てきたんですよね。
そして今日ですよ。
・粂原圭太郎 名人 VS 岸田諭 8段
・山下恵令 クイーン VS 本多恭子 6段
近江神宮まで出かけて、境内でモニター観戦しようかとも思ったのですが、あいにく体調は不調のままなので、お家のテレビでYoutubeライブ配信を観戦です。
ほんと、Youtubeで配信してくれるのありがたい!!なんて便利で快適なんだ!!
スロー再生や解説なんかもあるので、とても見やすいです。
ライブ配信1回戦目を見終わってこの日記を書いているんですが、初めて見た「競技かるた」はめちゃくちゃ興奮しましたよ!!
「名人戦」も「クイーン戦」も同時に行われているので、1回戦目のライブ配信は「クイーン戦」がメインで放送されていました。
袴姿が美しいです。
クイーンの山下恵令さんは昨年初防衛を果たしており、対する挑戦者の本多恭子さんは、4年ぶり3度目のクイーン挑戦。お互いに6段だそうです。
本多さんは姉妹でクイーンを目指してるそうで、お姉さんの末佳さんも会場におられました。そういうストーリーがあるだけで、グッと惹き付けられますね。
さぁ、試合の方はというと・・・
終始落ち着いて攻めるクイーンの、無駄のない低く早い、まさに電光石火という言葉が相応しい手の動きに驚愕しました。
アニメや映画で見たあの「速さ」(読み上げが始まった瞬間に取り終えている!)が、そのまま現実世界で行われています。すごい・・・!!
対する挑戦者の「負けない!」という強い気持ちが伝わってくるような表情や所作、攻めの姿勢にも感動しました。
遠くまで飛んで行った札をお姉さんが拾って、挑戦者である妹に手渡しているシーンとかとてもドラマっぽくて泣けます(ぼくの情緒が不安定なだけかも笑)。
クイーン戦は送り札の応酬がバチバチでしたね。
同一札を送り合って、相手陣に取りにいく!!
送った札が直後に読まれて、バシィーっと取る姿はめちゃくちゃかっこいいです。
洗練された技術を駆使して、運も味方に付けて勝ちをとっていく感じ、痺れます。
1回戦の結果は、山下クイーンが7枚差で勝利となりました。
さぁ、クイーン戦1回戦が先に終わり、画面は名人戦を映し出しました。
昨年、名人位を獲得した粂原圭太郎8段に対して、59期から61期まで名人であった岸田諭8段の戦いです。
こちらは一進一退の攻防戦。
お互いに同じ残り枚数で試合が進んでいきます。
まさに息を飲む戦いです。
少し差が開き、名人6-挑戦者2の残り枚数。
そんなきわきわの攻防線の中、挑戦者にお手付きが出るも落ち着いてリカバリーするなど、最後の最後まで試合はもつれて、何と何とお互いに1枚ずつが残りました。
運命戦です!!
しかもどちらも「み」から始まる札!!
名人の陣に残るは
「みちのくの(陸奥の) しのぶもぢ摺り たれゆゑに 乱れそめにし われならなくに」
対して、挑戦者の陣に残るは
「みかきもり(御垣守) 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ」
この時点で読まれた札数は96枚を数え、残り4枚。
「みち」が出るか「みか」が出るか!!
ドキドキ!!!
ひぇぇぇぇ!!ドラマみたいな展開!!
初めて見た「競技かるた」名人戦で、こんな白熱の試合が見れるなんて!!
テレビの前でくつろぎながら見てるのに、ちょっと息をするのもためらってしまうような緊張感!!!
もう、正座待機ですよ!!
先の札の下の句が読まれて、97枚目。
・・・ドキドキ。
「しらつゆに~」
空札っ!!!
グッとこらえ、畳を叩く両者!!
いやーーー!!!こんな緊張感耐えられない!!
読み札は残り3枚!!
「つらぬきとめぬ~ 玉ぞ散りける~」と先の歌の下の句が読まれ、ひと呼吸置いて・・・98枚目。
・・・ドキドキ
「みかきもりー・・・」
挑戦者の右手が自陣の右下段を一閃!!!!!!スパーーーーーッン!!
その瞬間勝敗は決して、お互いに礼。
息をし忘れていたかのように静かな会場に拍手が響き渡りました。
いやーーーー、すごかった!!
この緊張感はやばい!!!
名人戦、クイーン戦共に5回戦で先に3勝した方の勝ちとなるそうです。
こんな対戦を1日に何回戦も行うとか、、精神が擦り減っちゃう。。すごいなぁ。
千早が白目を剥いて倒れてしまうのも納得です笑
あ、ちなみに名人戦1回戦目最後の歌の下の句が、決着したあとに読み上げられましたが、まさかの間違え。専任読手でもそんなことあるんやなぁーと驚きました。
(「夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ」と読まれるはずが、1つ前に読んだ空札の「つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける」が再度読まれていました。)
それほどまでに緊迫した勝負で、終わったことにほっとしたのかなぁ、なんて笑
いやー、しかしこの名勝負!!ゆっくり見れて良かったー!!
ってかもう動画でアップされています。早い!!
興味がある方は見てみてくださいー!!
ではでは、また~。
良ければ、こちらの記事もどうぞ↓
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が気に入っていただけましたら下のボタンから共有お願いします!
-
前の記事
【日記】2020/1/7 今年は庚子!何かを始めるのに適した年なんだって! 2020.01.07
-
次の記事
【日記】2020/1/20 賞罰的でも支配的でもない関係性をわが子と築くことはできるのかなんてことを考えた34歳誕生日。 2020.01.20
コメントを書く