【京都 肉屋 甲(きのえ)】春を感じる肉料理とワインで乾杯。
冬から春へ。季節の変わり目。
2月3月は寒暖差や花粉のせいで体調も崩れやすく、また生活の中でも色々と変化の兆候があったりでストレスフルな時期でもありますよね。
特に事業をされている方なんかは毎年恒例の確定申告地獄があるとかなんとか。
(ぼくはサラリーマンなので滅多にありませんが。)
そんな過酷な2月を何とか生き抜いた!!
ということで「お疲れ様会がしたい!」と友人に誘われ行って来ました。
二度目ましての「京都 肉屋 甲(きのえ)」さんです。
京の台所、錦市場からすぐのところにあるこだわりの肉料理とワインが楽しめるお店。
一度目は昨年の6月に訪問。
おしゃれな空間で最高の肉料理とワインが楽しめるお店で、友人共々その魅力にすっかりと憑りつかれております。
プロに焼いてもらう肉はうまい!!
その時の記事はこちら。
季節によってコース内容を少し変化させておられるようで。
前回伺った際は「夏」のコース。
さっぱりとしたカボスや大葉、万願寺とうがらしなどを使用したメニューでした。
今回は3月4日から「春」メニューになったとのことで。
さてさて、どんなステキなお料理がいただけることでしょうか。
期待に胸ふくらまし、鼻の穴もふくらまし、お腹ぺこぺこの状態でいざ入店~!!!
相変わらずおしゃれな入口。
予約時間よりほんの少し早く着いたので、玄関入ってすぐのワインセラーの前で待ちます。
色んなワインが取り揃えられていて、ラベルを見ているだけでも楽しい待ち時間。
5分ほどで席に通されて、まずはワインをオーダー。
何十種類とある中から、予算とその日の気分に合わせて・・・
というかワインの選ぶ基準なんて赤か白かシャンパンか、赤ならフルボディかミディアムボディか、、みたいな感じでざっくりとしか分からんですたい。。。
今回は春の軽やかさを感じたいね、ということでミディアムボディのフランスワインをチョイス。
コルクを抜かれ、ボトルからグラスに注がれる赤ワイン。
とてもフレッシュで華やかな香りが広がります。
飲み口も思った通りの軽やかさ。
美味しい。
ワインで少しお口を潤して。
では、お待ちかねのコース料理スタートです。
前菜はクレソンと和牛のサラダ仕立て
前回もいただいたフレッシュなクレソンとボイルした牛肉に自家製ドレッシングをかけた一品。
見た目以上にしっかりと量もあって嬉しいです。
シンプル故にごまかしも効かないですよね。
お肉の品質の良さも、クレソンの新鮮さも申し分なし。
そして自家製ドレッシングがこれまたおいしいんですよ。
作り方教えてほしい。
前菜をさっぱりと食べ終えると、お次はこちら。
和牛の創作ユッケ~木の芽と土佐酢のジュレ~
目にも美しい、これまでに見たことないユッケ。
卵黄もコチュジャンベースのタレもない、人生で初めて出会うさっぱりとしたユッケでした。
お肉は噛めば噛むほどに上質な脂と旨味が口に溶け出してきます。
そこに土佐酢のジュレの程よい酸味や、木の芽(山椒の新芽)が良いアクセントになり、複雑な美味しさを生み出していきます。
添えられた白い笹状の物はホワイトアスパラ。シャキシャキとした食感が楽しいですね。
さっぱり系が続き、さぁさぁここからが肉料理の醍醐味。「焼き」です。
本日の特選部位の焼物~薬味と共に~
熱された網の上に静かに置かれたのは、3つのタンシン。
前回来店時にも度肝を抜かれた分厚いタンシンです。
店員さんが丁寧にじっくりと焼いて、中身はレアで仕上げていただきます。
見て、この美しい盛り付け。
レモン、山わさびの醤油漬け、そして淡雪塩でいただきます。
サイズ的には一口でいけるんですけどね。
色んな薬味で味わいたくて、4口くらいに分けてちみりちみりといただきました。
いやー、やっぱりこのタンシンめちゃくちゃ美味しいです。
独特の食感と、程よいジューシー感。
レアの具合が絶妙。
ぼくが特に好きなのが山わさびの醤油漬けとの組み合わせ。
最後の一口を山わさび全盛りにして豪快に口に運んで咀嚼、飲み込んでからのワインごくごくーっがたまらなく美味しいんですよねー(書きながら涎垂れてきた)。
タンシンを食べ終えて、淡雪塩の残りをぺろりぺろりとしていた(貧乏人か)ら、何だかとっても迫力のあるお肉が来ましたよ、っと。
特選部位焼きしゃぶ~グレープフルーツの冷製スープ~
今回のお肉は近江牛のサーロインだそうで。
「いや、サシの入り方えぐいて!」ってなるやつですね。
中年真っ盛りで牛脂肪分に若干恐怖を覚えているぼくにとっては、この白光りしているところが何ともアレでアレなんですが。。。
店員さんがささっと焼いて、盛り付け。
出来上がりはこちら。
高級割烹料理屋さんかしら?
ただただ美しい。
この上から薄黄色のスープをだくだくとかけていきます。
「こちらグレープフルーツの冷製スープです。」
とのこと。
うぇーーーい!!
こりゃあ、いいぜぇぇぇぇええ!!
お肉の脂分がキレイさっぱりと洗い流されるぅぅぅうう!!
ほんのりとグレープフルーツの薫りがする旨味、塩味、酸味がマッチしたスープ。
そしてシャキシャキのレタスと柔らかく融けるサーロインも相性バツグン!!
感動です。ありがとうありがとう。
さて、本日のメインが近づいて参りました。
ドーーーーーーン!!!と塊肉の登場です。
今回は近江牛の腕のお肉、「クリ」とか「クリミ」と呼ばれる部位です。
牛の肩から前脚上部、運動量が多い部位で脂肪が少なくややしっかりとした肉質で味が濃く、タンパク質が豊富だそう。
豪快に網で焼いていきますよ。ジュウウウウウウ!!!!
裏返したり、立てたり、横に向けたりしながら前面を隈なく焼いていきます。
メイラード反応で良い香りが立ち込め、肉塊が全体的にこんがりと焼けたら一旦厨房へ下げられて余熱調理。
後ほど盛り付けて持ってきますね、とのこと。
香りだけでワインぐびぐびいけちゃう。
お肉の完成を待っている間に、網の上にはどでかい椎茸が置かれました。
徳島県産 神山椎茸
10分かけてじっくりと蒸し焼きにされた大きな椎茸。
うまみが凝縮された水分がじゅんわりと染み出していますねー。
えろい。(以前もそんなことを書いた記憶が・・・)
もみじおろし、塩、たまり醤油でいただきます。
とても肉厚でうまみたっぷりジューシー!!
こちら、前回来店時にもいただきましたが改めて感動。
お口の中に椎茸のジューシーなエキスを溢れさせていると、先ほど連行されていった肉塊が春の装いを纏って帰ってきました。
和牛塊焼き~菜の花のバターソース~
くっはっ!!!!美しい。
お前さん、こんな綺麗になって帰ってきたんか。
口に運ぶまでもなく、美味しいと感じるこの絵力。
一口大というには少し大きめでボリューミーなお肉を一気に口に入れ、もぐもぐもぐ・・・。
しっかりと噛み応えのある肉質。
旨味強っ!!!
菜の花とバターのソースがこれまた美味。
粒の大きいイタリア産の塩をたっぷり付けて食べると、カリッカリッとした食感もプラスされて最高。
永遠に咀嚼していたい・・・。
目を閉じて普段の3倍以上もぐもぐしていました。
この時点でワインも1本空いちゃいましたよねー。
ふんわり酔って気持ちが良いー。
追加の柚子酒ソーダ割りくださーい!!
さて、シメに向かっていきますよ。
ごはん茶碗と大きなお肉が運ばれてきました。
タレの絡んだサシの美しいリブロース。
期待に胸が躍るぅぅぅうう。
ジュゥゥウウウウ!!!!
数秒炙るだけって感じで両面焼いて・・・ごはんにどーーーーん!!
和牛リブロースの焼きすき~竹の子の炊き込みご飯と共に~
今春初物のたけのこご飯に、分厚いリブロースの焼きすきが豪快に乗ってますよ。
お肉を捲ってみると、たけのこさんが \コンニチワ/
甘いタレと肉の脂のしみ込んだごはん、たけのこの香りと食感。
反則級に旨い。
で、最後はこうよね↓
最高級の肉巻きおむすび。
おかわりください。(ありません。)
たくさんのお肉料理をゆっくり楽しみ、お腹膨れたねーってなったところにシメの冷麺です。
季節の冷麺~澄みきった新玉葱~
美しい新玉ねぎがたっぷりの冷麺。
とっても甘い!!
麺はちゅるちゅる~で、スープにもすりおろし玉ねぎたくさんで優しいお味。
はぁぁぁああ、食べた食べた~。お腹いっぱい。幸せ~。
そして最後は・・・そう、デザートですね。
にくの匠三芳監修 アメールプリン
カップからお皿へ移すと濃いカラメルソースがどわわわわ~と流れていきます。
濃くて甘いカスタードプリンとほろ苦のカラメルソースが合うー。
大人味のプリン最高~!!
2時間以上のゆったりした食事で、酔いもほどよく回り、もうこのままお布団で寝たい~!!
多分夢の中では分厚いお肉の布団の上で寝てるんだぁぁぁあ(錯乱)
と、こんな感じで2度目の甲さんも十二分に楽しみました。
気になる方、行ってみたい方はぜひ。
4席のみの完全個室予約制となっております!!
店舗情報はMAPから参照してくださいー。
ほな、またねー。
最後までお読みいただきありがとうございました!
良い肉はストレスを解消してくれる!!
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