【日記】2020/8/4 ジェンダーフリーを叫ぶオスゼミと、委員長キャラのメスゼミと、あとゾンビ。

【日記】2020/8/4 ジェンダーフリーを叫ぶオスゼミと、委員長キャラのメスゼミと、あとゾンビ。

やけに青春ど真ん中な男女の友情と恋の物語チックな夢を見ていて、ハッと目が覚めたら夜中の3時。

まだ起きるには早過ぎる時間だったけど、良い夢見でとても爽快な目覚めだったので、そのまま起床。

暗いうちから読みかけだった本を黙々と読んで、5時になったらさんぽに出ました。

今日はやけにどんよりとした曇り空だけど「雨の心配はありません」「日中の最高気温は35度です」と、天気予報。

 

日中の暑さを思うと、朝の少しひんやりとした空気はとてもありがたいですね。

誰も歩いていない街の中を、マスクも付けずにのんびりと歩いていきます。

ぶらぶらぶらぶら朝さんぽ。

 

次第に空が明るくなって、高架になっている線路には電車が走っていきます。

始発の時間。

 

木立が並ぶ道にやってくると、聞こえてくるのはセミの声。

いくつかの種類のセミが、ミンミンシャカシャカニイニイと盛大に鳴いています。

蝉時雨とはよく言ったもので、まさに空から降り注いでくる雨のよう。

どこにいるのかなー?と見上げてみても、木と同系色の色で擬態していて、容易には見つけられません。

 

セミという生物は不思議な生態をしていますね。

よく言われるのが7年もの長い期間を地中で過ごして、夏の夜に土から出てきて羽化し、その後は7日間成虫として生きるという説。

最近の研究では、成虫になってからもう少し長い期間生きているという説もあるらしいです。

それじゃあ「八日目の蝉」っていうタイトルの意味深さが薄れちゃうよねぇ?

まぁそれはそれとして。

どちらにしても、圧倒的に長い期間を暗い地中で過ごし、地上に出てきてからは飛行能力も会得するのに、あっという間にその生涯を終えてしまう儚い存在ですよね。

 

セミの羽化の瞬間というのを、幾度か生で見たことがありますが、あれはとても美しい瞬間ですね。

長年の地中での眠りから覚め、もぞもぞと地中から出てきて、月明りの中一生懸命に身体を動かし羽化するセミ。

まだ日に焼けていない羽は透き通った翡翠のごとく美麗で、その瞬間を目にした人は例外なく命の不思議や尊さを実感することでしょう。

虫嫌いの人は感動するかどうか知りませんけど・・・子どもたちには一度見せてあげたいなぁ。

 

 

さてさて、木立の上の方を見上げ、降り注いでくる蝉時雨を聞きながら

「そういえば、鳴いているのはオスのセミだけなんだよなぁ。確か。」

と、昔聞いた覚えのある雑学的な知識を脳の奥から引っ張り出してきて、鳴き続けてるオスゼミに想いを馳せてみました。

 

なぜそんなことをしたのかって?

ふっ。そこに理由が必要なのかい?

あなたもセミたちに想いを馳せてみてくださいよ。

 

指で掴めるほどの小さな体で、かなりの広範囲まで響く音を出すんですからすごいものですよ。

朝から晩まで鳴き続けて、相当な体力を使うでしょうね。

 

人に置き換えてみると、きっとドラえもんのジャイアン並みの声量で、ずっと叫び続けているわけでしょう?

「おぅ(おぅ)れぇい(れぇい)はクマゼミィ(ミィ)、ガキ大将(ショウショウショウ)~!!」
(※()内はエコーです。)

「俺の鳴き声を聞いて痺れろっ!!お前の女は俺のもの!俺の女は俺のものーっ!!」

みたいな。

女をもの扱いするような奴はろくでもない野郎ですよね。まったく!!ぷんぷん!!

 

まぁ、しかし自然界というのは厳しい世界ですよ。

鳴き声がしょぼい奴は淘汰されるんですからね。

みんな遺伝子を残すために必死なわけですよ。

 

「おい、そこのアブラ野郎!俺の歌声の邪魔してんじゃねぇよ!!」

「はぁ?クマゼミのくせに生意気だな!油で揚げて食ってやろうか?あぁん!?」

「まぁまぁ、君たちどっちも黙っておれの美しいニイニイ声聞いてけよ。」

みたいな異種戦争だって、木の上で勃発しているのかもしれません。

 

そんなマッチョだったりヤンキーだったりインテリぶったセミたちの「仁義なき戦い」が繰り広げられてる隣では、

「人の世では昭和は遠く過ぎ去りて、平成だって過去のこと。今は令和の新時代。男らしさーとか女らしさーとか言ってるのはもう古くて、ジェンダーフリー、つまり性別による役割分担や価値からの解放がなされているんだよ。こんなご時世にオスゼミだけが鳴いて命を削るなんておかしいだろ?メスゼミたちも鳴いてみろよ。お互いが呼び合える新しい時代を作ろうぜ?」

なんてちょっと勘違いしたオスゼミなんかも出てきたりして、それに対してクラス委員長的なキャラのメスゼミがバッと出てきて

「ちょっとオスゼミくん!?そんな横暴な論理で私たちを泣(鳴)かせようとしないで!!私たち女の子なんだよ?女しか赤ちゃん産めないんだよ?だから体力温存してるだけじゃない!!都合のいい時だけ男女平等を掲げて、真っ当なことを言ってる振りで苦労を押し付けないでよ!!」

とか何とかすごい剣幕で反論したかと思うと、弱々しく鳴いてる他のオスに向かって

「ちょっとそこの男子!ちゃんと鳴きなさいよ!!最後の夏なんだよっ!?気合い入れなさいよっ!!」

とか言い出して、まるで合唱コンクールの練習中みたいだなーって、もう何の話してたんだか訳分からん状態の妄想が暴走して、気付けばボケーっと木の上を眺めて蝉時雨を浴び続けていた8/4、早朝6時前でした。

 

そんなセミに想いを馳せた日に衝撃的なニュースが目に飛び込んできました。

 

「ゾンビゼミの感染拡大」

いやいやいやいや、人の世界もコロナの感染拡大でえらい目に合ってますが、セミ世界ではもっとショッキングな出来事起こってるぅぅううう!!

 

 

 

セミに感染したマッソスポラ菌は、まずセミの生殖器と尾部、腹部を食い落とし、菌の胞子と入れ替える。胞子に入れ替えられた腹部は、徐々に「消しゴムのように摩耗していく」という。

感染したセミは6月にウェストバージニア州で見つかった。マッソスポラ菌に感染したセミの集団が発見されたのは、これで3度目だった。

感染したセミは、体のほぼ3分の1がマッソスポラ菌の胞子に入れ替えられているにもかかわらず、そのまま動き続ける。これには宿主を殺すのではなく、生かし続けて操ることで、胞子を最大限にまき散らそうとする狙いがある。

引用:「病菌が操る「ゾンビゼミ」、腹部脱落したまま飛行 交尾で感染拡大」CNNより

 

いや、怖すぎでしょ、マッソスポラ菌。

体の3分の1が胞子に入れ替えられても、何事もなかったかのように動き、生殖行動を取り胞子をまき散らすセミて・・・。

真夏のホラーにはぴったりですね。。。

 

いや、朝の爽やかな目覚めから、まさかのこんなショッキングなニュースで一日を締めくくるとは。。。

 

今夜、怖い夢を見なければ良いけど。。。

 

ってか、なんだこの日記。まぁいいや。

3時に起きるとちょっと頭が変になるようですね。

 

では、またー。

 

 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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