【3000文字チャレンジ】吊り橋の端を渡った彼女と僕は結婚しました。

【3000文字チャレンジ】吊り橋の端を渡った彼女と僕は結婚しました。
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3000文字チャレンジ!
お題「橋」

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今回のテーマは「橋」

けっこう前からお題は発表されていて考える時間もあったのですが、まぁ何を書こうか全然思いつきませんでした。。
出来れば前回(おすすめの○○)のように創作系で、笑えたり感動できるようなお話を、と思ってましたが全然降りてこない・・・。

 

『今回はパスか?』という選択肢が頭をよぎる中、うんうんと唸りながら、目の前に座っている奥さんに

「橋って何かある?思い出とか、おもしろい話とか。」って話しをしてみると、

「あるよー!あるある!!」と嬉しい反応が。

 

「どこどこでこんな橋渡ったやん!」とか、「あの橋からこんな景色見たよねー!」といった感じで、昔のデートや旅行の話になりました。

その話しから、もうちょっと深く思い出してみようと、10年近く前の写真データを引っ張り出してきて、「うわー若い!!」とか「懐かしいなぁ」なんて言って笑って、それはそれは楽しい時間でした。

 

なかなか普段の生活の中で、昔の写真を見返すことってないですし、基本ブログ書く作業って一人黙々とやってるので、3000文字チャレンジがきっかけで恋人の頃の思い出が蘇ったり、夫婦の会話が弾むということが新鮮でおもしろかったです。

 

で、当時の思い出をより明確に思い出す為に、当時使っていたmixiにログインしてみたんですよね。
昔はけっこう旅行した時のことや、日々の他愛無い思い出なんかをmixiで日記として残していました。

 

それにしても、mixi、、、めちゃくちゃ懐かしいですよね。ぼくの場合、大学生時代が全盛期でした。
日記や駄文を書いてコメントしあって、ユーザーの紹介文書きあったり、写真をシェアしたり、コミュニティに入ってみたりと、ぼくの大学生活はmixiと共にあったと言っても過言ではないですね。

かれこれ10年前ですよ。よくIDとパス残ってたなぁ。。

お目当ての「橋」に関する日記を探す中で、色々と他の日記にも目が行きます。
自分が書いた日記であるとはいえ、10年経つと忘れるものですね。

そこには若かりし日の思い出がたくさん溢れていました。

 

うぅん、ちょっと違うな。。

 

・・・若気の至りで書いてしまったとっても恥ずかしい文章や日記がたくさん溢れていて、ちょっと溺れタヒぬかと思いました。。が正解ですね。

 

押し寄せる甘酸っぱい濁流に、ぼくという橋が橋脚ごと流されてしまった感があります。
(↑むりやり「橋」というキーワードを入れようとして失敗した感がありますね。うまいこと言おうとして言えていない感とも言います。こういうのは無理やり入れない方が良いですね。反省。)

 

ちなみにぼくのmixiの最終更新日記の日付が2011年11月13日でした。
2011年まで更新していたことが自分的には意外でした。

もっと早い段階でFacebookに移行していた気がしてたんですけど。。記憶なんてほんと曖昧なものですね。

最後の日記の内容は「結婚が決まったよー!」という幸せ報告でありました。

そしてその日記にはありがたいことにたくさんのコメントをいただいていたのですが、今見直してみるとその多くのユーザーネームが「退会したユーザー」となっていたことも合わせてご報告申し上げます。

あんなにも流行ったmixi、、、。
華やかな都のようにみんなが集っていたあの場所も、いまや過疎って限界集落ですよ。

つぶやきも日記も更新されず、聞こえてくるのは祇園精舎の鐘の音だけ。
諸行無常の響きあり、ですね。

 

 

そんなこんなで思い出を語るには十分な「橋」がぼくの中にはあったことを、奥さんとの会話や写真データ、mixiから思い出しました!!

 

こうなると、「人との会話」や「写真」「日記」などは、「過去の自分」と「今の自分」をつなげてくれる「橋」のようでもあるなぁ、なんて思えてきますね。

 

さぁではここからは、パソコンの画面上に表示された写真や過去の日記を眺めながら思い出を綴っていこうと思います。

 

で、普通の記事であればここにその写真をバーンと載せることが出来るのですが、この記事は無機質な文字のみで紡がれる3000文字チャレンジ!!

出来る限りの情報をお伝えするので、皆さんの脳内に風景をイメージしてください。

 

用意は良いですか?以下の文章から風景をイメージしてくださいね。

 

 

その写真の日付データは2010/9/20となっているので、季節は夏の暑さが少し和らいだ初秋の頃です。

タイムスタンプは午前7:22となっています。天気も良好で爽やかな早朝です。

 

青々とした木々が生い茂る深い谷間に掛けられた吊り橋が写されています。

その吊り橋は丸太や蔦性の植物だけで組み上げられたワイルドな雰囲気で、一目見るだけで「あ、この橋は絶対揺れるな」と分かる、そんな橋です。

橋の幅は2mくらいでしょうか。人が2人、横並びで渡るのがめいっぱいといった感じです。

 

写真はその橋の入り口から反対側の出口までがまっすぐ一直線で撮られ、遠近法を活かしたダイナミックな構図となっています。
写真の両端から中央奥に向かって伸びる欄干は、太い植物の蔦でぐるぐると編まれていて、黒みを帯びた深い茶色をしており、その形状や色が独特の迫力を醸し出しています。

橋の全長はけっこう長く、反対側の出口は小さく写っています。

そして恐ろしいことに、床面は丸太や割木を荒く編んであるだけで、全体的に広い隙間が空いています。
踏み外すと足がずぼっとハマってしまい、特に広い隙間が空いている場所は、小さな子どもであればそのまま体ごと谷底へ落ちてしまうのではないかと心配になります。

 

写真にはその橋を渡る一組の男女が写っています。
けれどこの二人、妙な写り方をしています。

本来、記念撮影であれば2人が並んでピースサインでもしてそうなところ、この写真の男女は並んでもいないですし、何なら女性は顔すら写っていないのです。

 

男性は見たところ、20代前半の若い男性です。橋の入り口から5mほど渡った場所で、カメラに向かって両手を広げて口を大きく開いて爆笑しています。

一方女性は、男性よりもだいぶカメラに近いところ、橋の入り口から2mほど渡った場所でしょうか。
蔦で編まれた橋の左側の欄干にがっしりと掴まりながら、見るからにへっぴり腰で歩いている背中を撮られています。

 

男性の爆笑している理由は、へっぴり腰の女性にありました。

 

だって、恐怖のあまり吊り橋を素早く渡って来れない彼女がとてもかわいらしくて、その姿がまたおもしろくて、そして愛おしく感じたんです。

 

そう、この写真に撮られている男女はぼくと奥さんです。
まだ結婚する前。
恋人時代に行った徳島旅行の際に撮った写真です。

 

mixiでアップしていた時の写真タイトルは
「セルフタイマー10秒では、彼女が間に合いませんでした」
でした(笑)

 

吊り橋の入り口に三脚を設置して、カメラのセルフタイマーを使用し、橋の上でツーショット記念写真を撮ろうとしましたが、彼女は揺れる吊り橋の上を10秒では歩いて来れなかったんですね。

それを見てぼくは爆笑しているという。文字だけで見ると性格悪いやつですね(笑)

 

今だに、この橋を渡った時の恐怖は彼女の中に鮮明に残っているようで、「本当に怖くて、足がすくんでしまって、絶対最後まで渡り切れないと思った。。」と言います。

 

補足として、いやぼくの名誉のためにも言っておきますが、このあとちゃんと記念写真も撮り直し(反対側から渡ってきた派手なアロハシャツ着たおじさんががっつり入ってしまいましたが笑)、カメラと三脚も回収し、反対側まで彼女をエスコートして渡り切りましたよ。

 

まぁ途中途中で、あまりにも怖がる彼女のことを笑ったり写真を撮ったりしてたので、怒られはしましたが。
今となっては良い思い出ですね。

 

さて、最後に橋のご案内を。

この写真を撮った祖谷(いや)のかずら橋は、徳島県三好市西祖谷山村善徳にあります。
サルナシ(しらくちかずら)などの葛類を使って架けられた原始的な吊り橋で、長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つとされています。
また重要有形民俗文化財としても登録されています。

Wikipediaによると、このかずら橋は「平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設した」との伝説もあるそうです。

 

足を踏み出すごとに揺れ、足元を見れば14m下の川が丸見えのかずら橋。
渡るだけでドキドキですが、好きな人と行くとさらにドキドキできるかもしれませんよ!!
文字通り「吊り橋効果」を狙って、ぜひ一度足をお運びください(笑)

 

おしまい。

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あとがき

 

どうも、やーさん(@ohokamudumi)です。

Twitterの中でこぼりたつやさん(@tatsuya_kobori )が企画されている3000文字チャレンジに挑戦!

ということで今回も3000文字チャレンジに挑戦してみました。

何とか3000文字書ききれました、、、。本文でも書いた通り、「橋」は産みの苦しみを味わいました。

けど記事が書けない時は、その「書けないという状態」や「気持ち」を書けば良いという、こぼり部長のありがたいお言葉を実践してみました笑

書き始めると、案外「あ、あのネタも入れて書きたいな」とか「ここでもう一文入れたいな」みたいな感じで文字数は増えるので、やっぱり手を動かすことが大事ですね。

 

 

さて3000文字チャレンジもどんどん参加者が増えて盛り上がりを見せています!!

今回は参加者のみなさん、どんな「橋」を書かれるのでしょうか。

書くのも読むのも楽しい3000文字チャレンジ!あなたも参加してみませんか?

 

 

この記事を偶然見てくださったあなた!!

すぐにTwitterで「#3000文字橋」「#3000文字チャレンジ」などで検索して読んでみてくださいね!!

きっとたくさんのおもしろい話に出会うことができますよ!!

 

 

最後に、こぼりさんのルール説明の中で

・否定&批判コメント禁止! 物好きたちが好きで勝手にやってることです。そっとしておいてやって下さい。もちろん、お褒めのコメントは無限に欲しいです。

とありますので、何卒温かい目で見てください。

 




 

やーさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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