【写真】まぁ紅葉でも眺めて、深呼吸していきましょうよ。
もう11月も終わりますねー。
秋のおわり、冬のはじまり。
はらはらと舞い落ちる赤や黄の木の葉。
降り積もる木の葉を踏む足元からは、カサカサと季節の音色が聞こえてきます。
今年の紅葉の見頃も終盤戦。
道を歩けば、葉の落ちた寒そうな枯れ木を見かけることも多くなってきましたね。
気温が寒くなってくると、少し気分も落ち込みがちになる日も増えたりしますよね。
美しいものを眺めて、心に温もりを与え、今日明日を乗り切る活力とする。
そんな時間を生活の中に意識的に取り入れる必要もあるのかもしれません。
この記事では、ぼくが見た2020年の色鮮やかな紅葉をみなさんにおすそ分け。
どうぞ、ゆっくりと深呼吸しながら、眺めていってくださいな。
ここは福井県にある日本曹洞第一道場である永平寺。
参ったのは11月上旬のこと。
背の高い銀杏の木からは、鴨の足形をした黄色い葉がたくさん舞い落ちてきます。
黄色い絨毯のように降り積もった木の葉を、お寺の雲水さん達ががんばって掃き集めておられました。
ザッザッザ、ザッザッザと、規則正しいほうきの音が聞こえてきます。
参道は紅葉のアーチが掛かっていて、多くの参詣者が鮮やかに染まった木々を見上げながら歩いて行かれます。
岩に苔むす緑とのコントラストも美しく、心が洗われるような新鮮で厳かな空気を感じる道でした。
季節の移ろいに合わせて葉の色が変わるだけ。
なのになぜ人はこんなにも紅葉に心を惹かれるのでしょうか。
静かに鎮座するこの岩は、今日までに何度この紅葉を眺めてきたのでしょう。
ただただ静かに過ぎていく時間。
変わりゆくもの、変わらぬもの。
鮮やかに染りゆく木々。
光を透かして、裏側から見る紅葉は得も言われぬ美しさですね。
秋は静かに陰影を濃くしていく季節。
光が当たると、そこには影が生まれます。
そして影があるからこそ、光は輝きを帯びます。
場所は移り、次は京の都の紅葉を。
毎朝の通勤路で見上げる紅葉です。
今年もキレイに染まってくれました。
一日、一日と色を変えていきます。
まだ緑が少し残るくらいの、季節の移ろいを感じさせるグラデーションが好いですね。
多元に染まる紅葉の色は見飽きることがないのです。
少し冷たさを含んだ風に揺られる姿は万華鏡のよう。
色んな表情を見せてくれます。
悴んだ 指の先より 伝わりし 君の温みに 色は染められ
開いた手を思わせるもみじの葉。
深まりゆく秋に、鮮やかな色を添え始めるもみじの染まり始めを見ていると、まるで指の先から染まっていくようです。
毎年見事な紅葉を楽しませてくれる京都御所に、今年も足を伸ばしました。
眼前の空を覆うかの如く、赤々と染まった木の葉。
心の底まで燃やしてくれるような迫力で、両腕を広げて誇らしく立っています。
今年は紅葉の中を散歩した動画を加工してTwitterにUPしてみました。
秋の京都御所、少しだけ一緒にお散歩を。
一緒に秋のお散歩にでも出掛けませんか?(❁´ω`❁)🍁 pic.twitter.com/pHTLsTSlM0
— やーさん🌓🐱 (@ohokamudumi) November 19, 2020
冬が近づき、日の出がどんどん遅くなっていきます。
朝6時。ほんのりと東の空が白んでくるくらい。
葉を全て落とした木が、冬の寒さに負けじとしっかりと大地に根を張り立っています。
雨にも風にも、冬の寒さにも負けず、また芽吹きの春に生命の喜びを讃えられるように。
巡る季節の中で、自分の生命を生きられるように。
ほな、またね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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