三井記念美術館「仏像の姿」展!!おすすめの楽しみ方!
どうも!やーさん(@ohokamudumi)です。
今日は仕事の出張を利用して、東京 三越前の三井記念美術館で開催されている、
特別展「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」展に行ってきました。
ぼくは仏教徒ではないのですが、大学時代に京都の寺社仏閣などをちらほらと回り始めてから仏像の魅力にひかれていきました。
和歌や和の古い物、和文化などが好きなこともあって、仏像を愛でるのが好きです。
(あまり知識はありません。。)
難しいことは分かりませんが、時代を超えた美しい造作物、信仰の対象として敬われてきた物、すばらしい技術の結晶、として仏像を見るのが好きです。
そんなゆるい感じではありますが、今回の「仏像の姿」展はめーっちゃくちゃ楽しかったので、ご紹介したいと思います。
仏像鑑賞初心者でも楽しめますよ!!!
これから行く予定の方へは、こんな楽しみ方があるよとお伝えできればと思います。
またこの記事を読んでくれた仏像好きな方とのつながりとなれば嬉しいです。
それではいってみましょうー!!
三井記念美術館「仏像の姿」展に行ってきました!
特別展「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」の開催概要です。
展覧会名 特別展「仏像の姿」~微笑む・飾る・踊る~ 会場 三井記念美術館 中央区日本橋室町2-1-1三井本館7F 会期 2018年9月15日(土) ~ 11月25日(日) 休館日 月曜日(ただし9月17日、24日、10月8日は開館)、 9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火) 時間 10:00~17:00 ※入館は各閉館時間の30分前まで 入館料 一般 1,300円、高大生 800円、70歳以上(要証明) 1,000円 公式サイト http://www.mitsui-museum.jp/ 問合せ 03-5777-8600
三井記念美術館は東京メトロ銀座線の三越前駅A7番出口から1分!!
ほぼ駅直結なので雨の日でも濡れる心配がなくて良いですね!!
100円玉が戻ってくるタイプのコインロッカーがあるので便利です!!
「仏像の姿」展は仏像の表情・装飾・動きを堪能できる展覧会!
展覧会名のサブタイトルに「~微笑む・飾る・踊る~」とあるように、今回の展覧会は
仏像の「顔」・「装飾」・「動きとポーズ」を切り口に、仏師の豊かな感性と独創性、そして高度な技術を見ていきましょう、という趣旨となっています。
(会場内は写真撮影禁止なので、たくさんご紹介したい仏像があるのですが、画像でお見せできないのが残念です。。)
上の画像は会場入り口に大きく掲げられていたポスターです。(ここだけ写真撮影OKでした)
この一枚の画像で説明しますと、
「顔」
左の「十一面観音立像」(大阪四天王寺所蔵・鎌倉時代・13世紀)をご覧いただくと分かるように、頭の上の小さな顔一つ一つが違う表情をしていますよね。同様に仏像はよく見るとそれぞれに違った表情=個性を持っています。
如来や菩薩のやさしい顔は慈悲の心、四天王や明王のこわい顔は怒りや威厳を表していますが、どの仏像も少しずつ表情が違い、見る者それぞれにさまざまな印象を残します。
この魅力的な表情は、目鼻口のパーツの位置、頬の張り、まぶたの微妙なふくらみ、眉間や口元のしわなど、仏師の繊細な感性と巧みな技術によって生み出されています。
「装飾」
右の「弥勒菩薩立像」(個人所蔵・鎌倉時代・13世紀)の頭の宝冠や背中にある光背をご覧いただけると分かるように、精緻で美しく、高い技術力によって作り上げられています。
そういった分かりやすい装飾品だけでなく、仏像の着衣の流れるような”ひだ”の表現などからも作られた時代の違いだけでなく、仏師の個性やセンスを感じることができます。
「動きとポーズ」
画像中央の「不動明王立像」(個人所蔵・鎌倉時代・13世紀)をご覧いただくと、こちらはとても躍動感に溢れた仏像ですね。
顔は憤怒の形相。宝剣を持った右手を腰にすえ、羂索(けんさく)を持った左手は体の前面に振り出し、傾斜のある台座の上で右足を高く掲げ、左足で踏ん張って威嚇のポーズを取っています。
今にも 魔を滅さん と言わんばかりの迫力のある動きを表現していますね。
このような激しい動きをしている仏像はもちろんのこと、静かな動きをしている仏像もさまざまな方向から見ることで、微妙な体の捻りや手足の上げ下ろしによって極自然な体の動きが生まれているのに気が付きます。
体の構造や動き方を丁寧に表現し、立体的に作り出している仏師の技術力の高さがうかがえます。
というように、以上の3つの切り口で
「仏師ってスゲー!」
「仏像おもしろー!」
を実感しようという内容になっています。
「仏像の姿」展の楽しみ方
歴史のロマンを感じる!
今回の展覧会では全部で約80軀もの大小さまざまな仏像が展示されています。
誰もが知っている国宝級の仏像があるわけではないですが、重文に指定されている物も多く、見応えのある仏像が揃っています。
個人所蔵の仏像も多く、滅多にお目にかかれない仏像がたくさんあります。
古い時代の作品が大変多く、ほとんどの展示品が平安時代~鎌倉時代の物です。
中でも最も古い展示物である、東京藝術大学所蔵の「菩薩立像」(重要文化財)は
なんと飛鳥時代(7世紀)の仏像でした!!すごい!!
(気になる方はこちらの東京藝術大学 芸大コレクション展「新入生歓迎・春の名品選」 PDFでご確認ください)
歴史のロマンを感じますよねぇー!!!!
色んな時代の人々がこれらの仏像を見て、その美しさに心を奪われ、癒され、願いを込めて信仰の対象としてきたことを思うと、今ここで対峙していることにドキドキしてきます!
東京芸術大学(文化財保存学)とのコラボ展示もある!
東京芸術大学文化財保存修復彫刻研究室(籔内佐斗司教授)とのコラボ企画として、仏像の模刻作品や修復作品も展示されています。
模刻(復元)作品は、遠い昔の彩色豊かな仏像を復元していてとてもカラフルなので、古い仏像とは違ったおもしろさがあります。
日本古来より培われてきた仏師の技術や創意工夫が、未来にどのように継承されていくかを考えるというテーマで修復作業やさまざまな工程などのパネル展示もあります。
自由に自分の感性で仏像を楽しむ!
それぞれの仏像の横には解説書きがあるのですが、美術史や仏像に関する細かなことは読んでもなかなか頭に入ってこないと思います。
ですが、今回の展覧会は「難しいことは抜きにして、もっと自由に、自分の感性で仏像を見て楽しんでちょーだい」とばかりに一言「見どころ」ポイントが書かれています。
この一言「見どころ」ポイントだけを参考に、自分の感性で仏像を見ていくのがとても楽しかったです。
鑑賞の際には、会場で「出品目録」を貰っておくことを強くオススメします!無料です!
2つ折の両面印刷となっていて、出品されている展示品の名前・所蔵先・時代・展示場所が掲載されています。
ペンを持参して、この目録の中にそれぞれの仏像を見たときの感想を書いていくと、より仏像鑑賞を楽しめますよ!
鑑賞記録を紹介!
上記の通り、ぼくもそれぞれの仏像を見たときの感想を目録の中に自由に書き込んでみました。
その一部をご紹介しますね。
仏像の画像が無いので、想像力を働かせてお読みいただけると幸いです。(笑)
>「迦陵頻伽立像」(個人所蔵・室町時代・15世紀)
すごい躍動感!!羽が折れてるー、ってかこれ鳥人やん!!笑い飯やん!
>「阿弥陀如来及び両脇侍像」(大阪四天王寺所蔵・平安時代・9世紀)
この阿弥陀如来像の顔、ダウンタウンの浜ちゃんそっくりやん!!!両脇の人がパシらされてる後輩芸人に見えてきたww
>「毘沙門天立像」(東京国立博物館所蔵・平安時代・1162年頃)
踏まれてる邪鬼かわいいーwwwまゆげがゴーヤみたいにボツボツwww
>「伽藍神立像」(奈良国立博物館所蔵・鎌倉時代・13世紀)
すっごい!今にも走り出しそう、じゃなくてすでに走ってるwww袖がたなびいてるー!もうこんなん立像じゃなくて走像やんww
>「模刻(現状)室生寺 ~未神立像」(個人所蔵・原本 鎌倉時代)
立ったまま考え事しているおじいちゃん。
ね、めっちゃ自由でしょう?ww
「仏像の姿」展 まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
少しだけでも仏像鑑賞に興味を持ってもらえたでしょうか。
自分の心のままに、自由に仏像を鑑賞し、仏師の職人としての技術やセンスの高さを感じてもらえると良いなあと思います。
行ってみたいなぁと思われた方、会期は2018年9月15日(土) ~ 11月25日(日)までとなっておりますので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
その時は、ぼくの一言感想文に共感できるか試してもらえると嬉しいです(笑)
かっこいい仏像を家でも楽しみたいという方は、小さくても精巧なフィギュアがあるようですよ!
四天王集めたいなぁ。踏まれている邪鬼を愛でたいww
最後までお読みいただきありがとうございました!
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