【日記】2020/9/10 秋来ぬと目にはさやかに見えねども
一昨日、最近の日課である筋トレで、アブローラーをぷるぷる震えながらこなしているときに、右肩が「パキン」と音を立ててイカれてしまいました。
昨日は首から肩にかけての痛みがピークで、何をしていても痛いという苦しい状態で、夜中にも痛さで目が覚めてしまうほどで。
自分の体の中にある歯車に、鉄鉱石を差し込まれたかのような違和感と痛み。
身体の一部に異変が出ると、途端にパフォーマンスは落ちますね。。
昨日の仕事中もなかなか集中力が続かず、効率が悪い動き方ばかりしていたように思えます。
今朝にはだいぶ症状は緩和してきて、痛みは残っているもののあとは日にち薬で治りそうな予感がする程度にまではなったように思えます。
ちょっと一安心。
今朝もいつも通り4時半過ぎに目が覚め、まだ真っ暗な外を眺めてみれば地面は濡れているものの、雨は止んでいたので、これまた日課となっている朝さんぽに出かけました。
出発は5時。
最近は日の出も遅くなり、5時はまだまだ真っ暗。
すれ違う人もいない暗い道をただ一人ストレッチをしながら歩いていきます。
旧暦カレンダーを見てみると、今日は旧暦7/23で今夜の月は下弦の月になるとありました。
今朝出ている月は下弦の月の1つ手前となるのかなぁと思いながら、空を見上げてみても月の姿はなく、分厚い雲がどんよりと空を覆っているだけでした。
いつものさんぽであれば1時間のコースを考えて歩いているのですが、今日は15分ほど経った頃に空から雨が落ちてきました。
この雨がこれまた冷たくて冷たくて。
時折吹く風の冷たさも相まって、このまま濡れ続けると風邪をひいてしまいそうだったのでそそくさと引き上げて家に帰ってきました。
古くから晴耕雨読という言葉があるように、「雨が降れば本を読め」です。
何を読もうかなーと本棚を物色。
買ったり、貰ったりした本でまだ読んでいない本もたくさんありましたが、今日すっと手が伸びた本は「古今和歌集」(新潮古典和歌集成)でした。
9月に入って少しずつ気温が下がり、昨日はついに最高気温が30度を下回りました。
少し前まで体温以上の気温だったのを思うと、急に季節が変わったなぁと感じますね。
そんなこともあって、過去の歌人たちが残した和歌で秋の風情を愛でたいなぁと、そんな風に思ったわけです。
古今和歌集は季節やテーマごとに歌がまとめられていて、秋の歌は巻第四の秋歌上から始まります。
秋歌の最初の歌は、藤原敏行朝臣の詠んだ有名な歌です。
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風のおとにぞ おどろかれぬる」
景色を見ているだけでははっきりとは分からないけれど、風の音を聞くにつけ、ふと秋が来ているのだなぁと気づかされた。という趣旨の歌ですね。
風の変化で季節の移ろいを知る。
毎朝さんぽしていると、風の変化というのはとてもよく感じるものです。
そして今朝のさんぽでは雨の冷たさに確かな季節の移ろいを感じました。
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 冷たき雨にぞ おどろかれぬる」
といったところでしょうか。
こんな風に昔の和歌を、自分が経験したことにアレンジして楽しむのもおもしろいものですね。
静かな雨の朝もまた良い物です。
さぁ、今日も一日の始まりですねー。
肩の痛みがよくなるように祈りながら、ぼちぼちがんばろうー!!
皆さまも良い一日をお過ごしください。
ではでは。
藤原敏行朝臣の歌は百人一首の18番にもありますね。気になる方はこちらもどうぞ。↓
最後までお読みいただきありがとうございました!
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