【日記】2020/10/24 究極のアンガーコントロール~徘徊者への怒りと悟りの道~
最近の愛読書は「超訳 ブッダの言葉」です。
どうも、やーさんです。
いつの間にか朝のマクドナルドで飲むコーヒーがアイスからホットに変わりました。
今だけ100円でMサイズ(通常価格150円)が飲めるのですが、そんなには要らないのでSサイズをオーダーしています。
なんだかそれだけで少し大人になれたような感覚に浸ることができて、自己肯定感的な何かが高まるので、意識高い人間になりたい方にオススメのライフハックです。
ぜひお試しください。
さてさて、ホットコーヒーが美味しい季節ということは、気温も低くなってきて、朝日が昇るのもだんだんと遅くなってきたということです。
日課の朝さんぽは相変わらず続けているのですが、夏と違って午前5時から6時までのさんぽの1時間、ずーーーっと暗い夜道を歩くことになるんですよね。
街灯も少ない暗い道をただ一人歩く毎朝です。
空には冬の星座がたくさん瞬いていて、今日なんかはオリオン座の三連星を繋ぐように、赤い光を点滅させながら飛行機が飛んでいくのが見えて、「あぁ、、星間飛行って感じがするなぁ。ランカ・リーかなぁ。(キラッ☆)」みたいな妄想が芽生えてきて、ちょっとロマンティック(?)な気分に浸れたりもします。
最近「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉に出会いました。
これは最初期の仏教思想を今に伝える経典『スッタニパータ』「第一 蛇の章」にあるありがたーいお言葉ですが、まさにその教え通りにぼくは毎朝ただ独り歩んでいるのです。
まぁぼくの場合、深い森を行く犀ではなく「早朝の暗い町を、不審な徘徊者のように」歩んでるわけですが。
そんな不審な徘徊者はぼく以外にもちょろちょろといるんですよね。
だいたいは、
「あ、あの人毎朝ジョギングしてるなー」とか、
「あの老夫婦毎朝連れだってリハビリがてらさんぽされてるなー」
って感じで・・あら?その人たちを一括して徘徊者と呼ぶには大変失礼な話ですね。
・・・お詫びして発言を取り消させていただきます。
申し訳ございませんでした。
みんな目的を持って早朝から動いている立派な人たちですよ。
うんうん。
かく言うぼくだって、健康維持の為に早起きして歩いているんですから立派なもんですよ。
全くもって、不審な徘徊者じゃないですよね。
暗闇の中をパーカーのフードを目深に被って、メガネとマスクを着けて、イヤホンで音楽を聴きながらブツブツと歌を口ずさんでるのか独り言なのか判別できないような音を漏らしつつ、運動のために身体をくねくねさせながら歩いている30代半ばの男性ですけど、ぜーんぜん不審な徘徊者なんかじゃないですよね?
そうですよね?
ね?
ねっ?そうでしょ?
(そうだと言うまで帰してあげないんだから。)
しかしですね、先日まだ真っ暗な町の中を歩いている時に、どこからともなく現れてすれ違いざま、ぼくに一撃をくらわしていったあのおじさんは「不審な徘徊者」と呼んでも失礼ではないでしょう。
例え徘徊しているのではなくて、何か目的をもって歩いていたのだったとしても、ぼくはあのおじさんを徘徊者と呼びつけ、憎悪の感情を持って罵ってやりたいのです。
こんなに温厚なぼくがそこまで人に対して怒りを燃やすというのも、珍しい話なのですが。
ぼくはっ!!あのおじさんをっ!!徘徊者と呼んで罵らなきゃいけないのですっ!!(強い決意!!)
っていうかマジでビビったんですよねー。
この世は本当何が起きるか分からないですし、いつ命が狙われてもおかしくない世界なんだなぁって実感しました。
ぼくがその日遭遇したおじさんは、これまでの朝さんぽで見かけたことのない人物でした。
そこまで注視して見ていたわけではなかったので、顔も服装もそこまで覚えていないですが、身長は160cmくらいでしたかね。
ちょっと身長は低めで、身体が全体的に左側に傾いているような姿勢の悪いずるずるとした歩き方が特徴でした。
そのおじさんは暗闇の中から突然ヌッと現れて、こちらに向かって歩いてきました。
お互いの距離は20mくらいでしょうか。
こちらも進行方向がおじさんが現れた方だったので、わざわざ方向転換することもなく、イヤホンから流れる音に合わせてすたすたと調子よく歩いていたんですね。
おじさんもズルズルとこちらに向かって歩を進めてきます。
徐々に縮まる二人の距離。(あれ、何だか恋物語みたいな表現。)
すたすた → ← ずるずる
ぼくのイヤホンから流れる音はアウトロを奏でながら徐々に小さくなっていきます。
すたすた→ ←ずるずる
そしておじさんとぼくの二人の影が重なり距離が0になり、同時にイヤホンの音もなくなったまさにその瞬間!!!
「ぶりりぃぃっっ・・・・」
ぼくの耳に鳴り響いたのは、不快な破裂音でした。
え???
ウソやろ。
何でこのタイミングで放屁すんのさ。
ねぇ、おじさん。
ねぇ、教えてよおじさん。
めっちゃ人の少ない、太陽すら顔を出していないこの暗闇の広がる世界で。
何でぼくとすれ違う、このタイミングで放屁すんの?
ねぇ、何で??
誰にも聞かれずに放屁するタイミングなんていくらでもあったでしょう?
ねぇ?何で?
しかも、こちらもイヤホンに爆音で音が流れている状態であれば、あんな不快な破裂音を聞かずに済んだのに、ちょうど無音の時を狙いすましたかのように出してくるなんて・・・。
何なの?
必殺仕事人なの?
放屁でヤッちゃう系の仕事人なの?
そりゃ証拠が残りにくくていいね!!
残るのは、若干の硫黄臭だけってね。
名探偵がそこに駆け付けたら、「この事件。何だか臭うな・・・。」とか言ってくれるんでしょうよ。
けど来たのがおしり探偵さんなら「失礼こかせていただきます!」とか言って逆に証拠隠滅しちゃうー!!
えーーー!?それは困っちゃうーー!!
来ないでーー!!おしり探偵さーん!!
耳に不快な破裂音が響いてからここまでの思考が約0.05秒。
見知らぬおじさんによる0距離放屁に驚き、開いた口が塞がらないぼくはその場に立ちすくみました。
振り返ると、おじさんの小さな背中がずるずると去りゆきます。
次第に闇の中へと消えていく徘徊者。
家族以外の人の放屁でこんなにびっくりさせられることがあるとは、思いも寄りませんでした。
そして驚きはやがて怒りに変わります。
「あんの徘徊者のおっさんめー!!!一日の始まりである我の爽やかな朝のさんぽタイムを不快な音で薄黄色く汚しやがって~!!!!許せん!!到底許せんぞー!!!お前など、一本だけ飛び出してる鼻毛が気になるのにどれだけ抜いても違う鼻毛ばかりが抜けて行って、対象の一本がいつまでも抜けない呪いにかかるがいいわー!!クケーーーーー!!!!」
と、この世を壊しかねない禍々しいまでの怒りを放ちながら、残りのさんぽ道をぷりぷりとおしりを振りながら帰ってきました。
到底収まらない怒りの炎。
しかし、そこでぼくは最近の愛読書を手に取るのです。
はい、また出ましたね。
「超訳 ブッダの言葉」
12のテーマ別に超訳されたブッダのありがたいお言葉がたくさん紹介されている本です。
1つ目のテーマが「怒らない」。
まさに今のぼくにうってつけのテーマです。
パラっとめくったそのページに書いてあった内容が、深く深くぼくの心に突き刺さりました。
「あぁ自分は怒りやすい人間だなぁ。そんな自分が嫌だなぁ。」
と自分で思っている方もぜひこの言葉を心に刻んでほしいと思います。
この真理を知ることによって、この先「怒り」という感情があなたを支配することはなくなるでしょう。
刮目してご覧ください。
ブッダのありがたいお言葉ですよ。
法句経6からの超訳
「君も相手も、やがては死んでここから消え去る」
です。どうぞー。
出典:「超訳 ブッダの言葉」翻訳:小池龍之介より
あぁぁ・・・。
ぼくもあのおじさんもいつかは死んじゃっていなくなる存在なんだなぁー。
じゃぁ、、、まぁ、いっか。
って、いや、、、さすがにそんな悟り方できないよ?
ねぇ・・・?
え?こんな終わり方?
ここまで引っ張ってきて、こんな終わり方で良いの?
まぁ、いっか。
くだらない日記を書いて、最終的にこんな終わらせ方したぼくもいつかは死んじゃっていなくなる存在なんだし。
何でもいっかぁ。。
ほな・・・またね・・・?
最後までお読みいただきありがとうございました!
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