「自己肯定感」って何?
どうも、やーさん(@ohokamudumi)です。
最近よく聞く「自己肯定感」ってなんだろう?と思い、本屋さんで一冊の本を買って読んでみました。
それがこの本。
「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法 (著:大嶋信頼)
表紙がポップで可愛いです。内容や表現も非常に柔らかくて、すんなりと読めましたよ。ただ、途中から催眠療法的(?)な心理カウンセリングの話しになります。そこはすぐに実践できる方法ではないでしょう、とツッコミを入れたくなりました。
今回の記事はこの本から、「自己肯定感とは何か?」を考えてみたいと思います。
この本はこんな人にオススメ!
・「自分は自己肯定感が低い」と自覚している方。
・パートナーの自己肯定感が低いなぁと感じている方。
・自己肯定感って傲慢じゃない?いわゆるナルシストなんじゃないの?と思っている方。
・毒親持ちなど、過去にトラウマがあって悩んでいる方。
・心理カウンセリングに興味がある方。
『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』を選んだ理由
うちの奥さん、明るくて家事も全般的に器用にこなすし、ご近所さんからの評判も良い自慢の奥さんなんですが、たまに「私は自己肯定感が低い、、、。」と嘆くんですよね。
たまに出るこの嘆きから、ぼくの中に「自己肯定感って何?」という疑問が生まれました。
これまでは「自己肯定感」って、文字そのままの意味で、「自分のことを正しいと肯定してあげられること」、つまりは「自分自身で自分を認めてあげられること」、というだけの認識でした。
その肯定感の高い、低いがどのようにして個人の中で生み出されるのかとか、高い、低いによってどんな違いが出てくるのか、といったことはあまり考えたことがなかったんですよね。
奥さんの謎の自己肯定感の低さ、また自分自身、自己肯定感が高いのか低いのか分からなかったのと、そもそも自己肯定感って何?という疑問を持っている中で、
「もし、自分や奥さんが自己肯定感低い人だったら、、すぐ変われる方法が書いてある本が良いなぁ!」
という理由でこの本を選びました。
作者の大嶋信頼さんとは?
調べてみると、この本の作者である大嶋信頼さんは、有名な心理カウンセラーなんですね。
これまでに著書を20冊近くも出されているようで、
現在は「インサイト・カウンセリング株式会社」という、心理カウンセリングの会社の代表取締役だそうです。
この本では大嶋さん自身がとんでもなく自己肯定感の低い人間だったと紹介されています。
なかなか厳しい親御さんをお持ちだったようで、幼少期はその親の期待に応えられない自分がイヤになり、負のループにはまってしまってどんどん自己否定してしまうパターンだったようです。。
本の中に、大嶋さんのかつての自己肯定感の低さを表す一文があって、衝撃的だったので引用します。
小さいころから「自分には価値がない」と思えて、学生時代に「将来の夢は」と聞かれたら、「貧困の国に行って死んで埋められて肥やしになることです」と答えていました。
引用:「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法 (著:大嶋信頼) P.29
肥やしになるくらいしか自分には価値がないと思っている一方で、常に「他の人から自分はどう思われているのだろうか」と常に気にしていたとも書かれていました。
なかなか闇が深そうな心理分析ですよね。。
このように著者自身が元々自己肯定感がとても低かったからなのか、本の内容も上から目線ではなくて、
「うんうん、分かるよー、あなたの悩み。私も一緒だから。」
と悩みを共有しながら、横に並んで優しく語りかけてくれているかのような印象を受けました。
さすが心理カウンセラー!!
自己肯定感の高い人、低い人の特徴
この本の中で書かれている自己肯定感の高い人と低い人の特徴を簡単にまとめてみました。
自己肯定感の高い人の特徴
- 人を批判する必要がないのでいつも穏やか。
- 自分の全てを肯定できるから堂々としていられる。
- 過剰に人の気持ちを気にしない。
- 自分を卑下・否定しない。
自己肯定感の低い人の特徴
- 人のありがとうを真に受けない。
- 先回りして不幸になる。
- すぐに人を批判する。
- 人の機嫌が悪いのを自分のせいだと思い込む。
- 自分だけが損をしている気分になりやすい。
それぞれの項目の詳細が気になる!という方はぜひ本を読んでみてください。
ぼくの奥さんは低い人の特徴を読んで、「めちゃくちゃ分かるー!」と驚くほど共感していました。
自己肯定感の低さゆえに悩んでいる部分が明確に文章化されているのを読むだけでも、「私だけじゃなく同じように悩んでいる人がいるんだなぁ」と感じられて、少し心が軽くなったようです。
で、結局 「自己肯定感」って何?
この本を読んで分かったことをまとめると、、
・自己肯定感とは「自分で自分を認めてあげられる」ということ。そしてありのままの自分を好きでいられるということ。
・自己肯定感が高い人というのはナルシストや傲慢な態度をとる人ではなく、過剰に人のことを気にかけず、常に自分の中で平安を保て、自然体でいられる人である。
・傲慢な態度をとる人や、過剰に何かに集中せざるを得ない人、他人の話(特に批判)ばかりしている人は一見自己肯定感が高そうに見えるが、実は全く逆で自己肯定感が低いからそういう態度、行動をしてしまっている。
・自己肯定感は高い方が物事すべてうまくいきやすい!周りの人からも愛されやすい。
・自己肯定感は高くても何の問題もない!誰にも迷惑はかけないし、むしろ周りも良くなる。
・自己肯定感の低い人は、損な役回りをやらされているだけ。
・自己肯定感が低い=謙虚ではない。人から愛されるどころか蔑まされるだけ。
・人から褒められた際に謙虚さを出して否定しまうと、相手に「嫉妬の発作」が生まれて人間関係がうまくいかなくなる。
・もし自己肯定感を高く持ってしまって「良い気になってると痛い目にあう」とか「周りの人に申し訳ない」と心配するのはナンセンス。
・反省してよりまともな人間になるために自己否定をするけど変われない。そんな無限の負のループに陥ると何をするにしてもうまくいかなくなる。
などなど、さまざまな気付きがありました。
「自己肯定感」を高くする方法とは?
この本を選んだ理由に、自己肯定感を高くする方法があれば知りたいという点がありました。
この本にはすぐに高くする方法としてたくさんの方法が紹介されています。
中でも簡単に実践できることを簡潔にまとめましたので、詳細が気になる方はぜひ本を読んでみてください。
・ものごとや対人関係においての過剰な「責任感」をなくしてしまう。
・目を閉じて自分のありのままの姿がイメージできるようにする。鏡でしっかり自分をチェック!
・美味しい物を食べたり、欲しい物をイメージする。
・トイレの掃除をする。
・過去の失敗を赤裸々に書き出してみる。
・人前で自分を否定・卑下しない。
・過去の思い出の品を処分する。
・呼吸法でストレスホルモンの分泌を正常化する。
そして上記のようにすぐに実践できることとは言い難いですが、過去の自分を変える方法という催眠療法的なことも多くのページを割いて書かれています。
この部分は正直言ってぼくの理解の範疇を越えていました。
実際にこういった治療で、過去のトラウマを乗り越えて自己肯定感を高く持ち前向きに人生を歩んでいけるようになった方たちの紹介といった感じで、いくつかのエピソードが紹介されていますので興味のある方は本をどうぞ。
まとめ
今回は「自己肯定感」に関して読んだ本についてまとめてみました。
この本を読んで思ったことは「自己肯定感が高い方がだいぶ生きやすそう」です(笑)
ぼくはどちらかというと自己肯定感が高い人だったようで、奥さんが共感していた「低い人」の特徴にはほぼほぼあてはまりませんでした。
この本を読んだことで「へぇー、こんな風にものごとを捉えるのかぁ」と奥さんのことを今までよりも少し深く知れたような気がしました。
よくよく奥さんの話を聞いてみると、こどもの時に親からことあるごとによく否定をされていたということで、それが自己肯定感の低さの原因の一つとなっているようです。
最近は子育ての場面においても、こどもの自己肯定感をどうやって養うかがよく話題としてあがります。
ぼくも現在二児の父ですので、これからは自己肯定感を高める育児に関しても調べていきたいと思います。
みなさんも自己肯定感を高めて、楽しい人生を!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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